Nicotto Town


ジョシィー


ラング世界童話全集

思い出の本というお題をいただいて、思い出したのがラング童話集です。


まだまだ自分で本が読めない頃、伯父が読んで聞かせてくれた本がありました。
なんだか、とっても不思議な話が多く、子供心にとっても印象的だったのです。
本当は怖い童話みたいな話が多く、高校生になるまで、あれはなんだったのだろう?
と、いぶかしく思っていました。

高校生になってから、伯父の家へ遊びにいったとき、納戸の本箱に古いボロボロになった童話の本を見つけました。
名前は「むらさきいろの童話集」です、中を見ると、ハメルンの笛吹きとか、
世界中のいろいろな童話を集めたものでした。
その中に、「金のえだ」という話があったのです。
これこそ私がずっとまた読みたいと思っていた話でした、実際には読むのは初めてでしたけどw

みにくいけれど、かしこくて優しい心を持っている王子と王女の話です。
翻訳は川端康成だったのですが、今では色々不適切な言葉が多く、出版されていますが、言葉が換えられているのではないでしょうか^^;
検索してみると、監修が入って、川端康成の名前は出て来ませんでした^^;
たぶん、古いままでは出版出来ないのではないでしょうか?

ラング童話集には、この「むらさきいろの童話集」の他にも
「みどりいろの童話集」「ばらいろの童話集」「そらいろの童話集」
「きいろの童話集」「くさいろの童話集」「ちゃいろの童話集」
「ねずみいろの童話集」「あかいろの童話集」「みずいろの童話集」
「さくらいろの童話集」「くじゃくいろの童話集」
別巻「アラビアン・ナイト」がありました。
名前も何か不思議でしょう?

伯父は人形劇団の代表をやっていたので、童話とか昔話の本とかを沢山持っていました。 参考資料としていたのでしょう。一時期、辻村寿三郎さんが在籍していたことがあって、彼の作った和風のお姫様が3体人形の部屋にありました。
その部屋の扉を開けると、暗闇の中にこちら側の部屋の光に浮かび上がる首をつるした人形が子供心に恐怖だったのが思い出されます。

その本を見つけたときには、伯父はもう劇団を止めていたので、本をわたしにくれました。 その後、本屋に行くとその童話全集の他のがないか、探す様になりました。
すると、違う出版社から出ているのを見つけて、きいろ、ばらいろ、あかいろの3冊を注文して手に入れる事が出来ました。

その後、ドイツのフランクフルトに行ったときに、そこでブッハメッセという巨大な本の見本市をやっていた為、ホテルのシングルルームがとれなくて困っていました。 すると、日本人らしい女性がひとり、やはり部屋を探してツーリストインフォメーションに居たので、声をかけて一緒にツインの部屋をとりました。
彼女はメッセに来ている日本の出版社の人でした。出版社を訊くと子供向けの本の会社だから、知らないと思いますよ^^ とおっしゃったのですが、なんと!ラングを出していた出版社だったのです。
ラングを注文して買いましたと言うと、とても喜んでくださり、ザルツブルグの彼女の家に招待してくださいました。日頃はオーストリアに住んでいらっしゃったのです。その頃スイス人と婚約していた彼女は、結婚してスイスへ引っ越されましたけれど、本がつないでくれた一つの縁だったと思いました。

ひとつの本にまつわる思い出です^^

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2021/05/16 17:10
あらためて失礼いたします。エメラルド氏のお知り合いでいらしたのですね。
ロワゾーと申します。

ものすごくお暇なときに、元ネタエピソードをよかったらw ↓

書き遊び、とタイトルにされているわたしの記事たちが、
ストーリーと世界観のイントロダクションになっています。

https://writening.net/page?KvQDvP#i1




ラングが執筆したというのではなく、ラングが編纂した、童話集なのですね。
色彩の名前なのがおもしろい。
くじゃくいろの童話集を探してみたくなっています。
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2011/01/25 04:03
>>たろさん
振り返ってみると、凄く大胆な事したのかもしれませんね^^;
私も彼女も、全くの見ず知らずの人間と同じ部屋に泊まろうなんて、
一つのドラマの始まりかもです^^
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2011/01/24 23:40
面白い縁ですね~ちょっとアレンジしたら、小説のエピソードとして使えそうな・・・
どっかにメモしておくか・・・(メモメモ
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2011/01/24 14:35
>>こぶさん
ロセッティのあの絵のモデルは、ウィリアム・モリスの奥さんで、
写真を見ると、そんなに素敵じゃ無いのよねぇ^^;
描く人の愛情のなせる技であんなに素敵になるんだなぁ・・・って、思いましたwww
額、狭いよねwww
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2011/01/24 14:22
>>こぶさん
 何の事を言っているのか分かりました〜!www
バラバラに成っていたのは、卒業制作の木彫で、大きすぎて邪魔だから、切って押し入れにいれてたのw
それと、多分仏像って思ったのは仏像じゃなくって、木彫の課題で出したのを、学園祭用に彫り直した
別の頭だと思います^^; 半眼の収まりきった表情してたから、仏頭だと思ったんじゃないかな?w

塑像の仏頭っていうのはもっと小さい手のひらサイズのがあって、それかと思ったの^^;
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2011/01/24 13:42
>>ラクトリオさん
このラング童話集っていうのは、世界の童話を集めたものなので、
日本のぶんぶく茶釜なんかも載っているんですよ^^
アンデルセンとか、グリムとかって童話集と同じです♪
あ? アンデルセンはオリジナルだけなのかな?

まったく偶然なんですけれど、知り合ったきっかけも不思議でしたね〜^^
フランクフルト中のシングルルームが無くなるなんて、めったにある事じゃないと思うし、
そこで、全く知らない人に声を掛けて同室するって、そんな勇気が良くあったと思います^^;

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2011/01/24 13:27
>>kanmiさん
読んだ事ありますかぁ♪
童話って大好きなんですよぉ^^
わたしも、小学校のときに図書館の童話を読みあさりました^^;

こはく色の童話集っていうのは聞いた事がないですが、素敵な名前ですね♡
ラングにあってもおかしくない様な、夢のある名前です〜^^
琥珀って、キラキラした夢が松の樹脂に包まれて、長い長い年月をかけて宝石に成って行くってイメージがあって、大好きなんです♥  こはく色の童話集ってきっと素敵でしょうねぇ♪
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2011/01/24 09:35
う~~ん、塑像だっけ・・・? なんだか押入れに仏頭とかバラバラに入れて
なかったっけ? 等身大だったとは思うけど。。あ、そか。確認に行けばいい
んだwwwwwww

ロセッティ!そうそう、前に一緒に渋谷に見に行ったよね~。それにしても
原画、そんなにデカかったのね~。全体の色調はジョシィーちゃん好み
だったって記憶あるな。モデルの額狭いけど・・^_^;

模写といえば、ルーブル行った時、学生風の人達がたくさん模写していて
びっくりしたの記憶してます。日本の美術館では見られない光景だった
からw なるほどね、どんな色を使っているのかって、模写してみれば
良くわかるものね。

ジョシィーちゃんはステキな伯父様がいらして羨ましいでっす。
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2011/01/24 09:09
童話集に色々なのがあるとは知らなかったですΣ(゜д゜)クポッ☆
本が繋いだ縁…素敵だなクポ。。
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2011/01/24 03:33
なんだか、聞いたことがあるような気がします。
読んだことあるかも。

わたしも、小学生の頃、こんな童話集とか大好きでした。
あ、もしかしたら、「こはく色の童話集」というのはありませんか?

悪い魔女の策略を知恵をしぼってはねのけるようなお話が大好きでした。
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2011/01/24 02:18
>>こぶさん
木造の仏像? どれのことだろう?
塑像じゃなかった? あれ粘土で出来てるのよ^^;
田舎に木造の仏像があるけど、多分こぶさんはあれ見てないから、見たのは塑像の方だと思います。

模写はねぇ、教育実習に行ったときに、そこの高校で生徒達が模写やってて、とっても上手だったんで驚いて、自分ではどれくらい出来るんだろう?って思ってやってみたのよw

色彩感覚に自信が無い私だったから、あれは凄く勉強になったと思うんだぁ^^

大好きな絵を模写してみようと思って、ロセッティの画集に載ってた小さな絵を15号くらいのキャンバスに拡大して描いてみました^^本当の大きさを知らなかったんだけど、イギリスのテートギャラリーで見たときにはあまりの大きさにぶっとびましたw だって、バストアップの絵だと思ってたら、2m以上ある全身の絵だったんですものwww
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2011/01/24 01:19
ラング童話集は読んだ事ないですけど、童話って結構グロかったり、残酷だったり、
シュールだったりしますよね。子供の心は柔軟なので、そういうのごっそりと受け入れ
ちゃって、滋養にしてしまうのかも。

それにしても、本との出会いがリアルの出会いまで引っ張っているって、童話の世界
みたいに不思議~~ww こういう出会いも、偶然ではなく必然だったのでしょうかね。

良い出会いをしたんですね~。

ジョシィーちゃんのお部屋、私は木造の仏像に感動しましたね。あと、油絵で
模写してるとかって言うから、これがお手本かと思ったら、それが模写作品だ
って聞いて、マジびっくりしましたよww
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2011/01/24 00:21
>>アレッシーさん
子供のときって、感受性が強いんでしょうねぇ^^
なんだか凄く印象に残っているんですよ。
頂いた本、出て来るといいですねぇ^^
ご実家にないのかなぁ?
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2011/01/23 23:51
>>たむたむさん
図書館かなんかにあるかもしれません。
なんか、日本ではあんまり有名じゃない童話も載っていたりして、おもしろいかもしれません。

あのジュサブローさんのお人形はどこへ行ってしまったんでしょうねぇ・・・
今、あったら凄いと思うのですが^^;
子供の頃に、伯父のところに遊びに行って、お人形の頭を作らせてもらってから、そういうのが好きになったらしく、大学の専攻は彫刻でした^^
人形と言う訳ではありませんが、私の部屋には学生のときに作った等身大の石膏像が立っています^^;
初めて見た人はギョッとするみたいですwww
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2011/01/23 23:37
不思議と子供の頃に読んだ本や見た映画って、
大人になってからのものより印象が強いんだよなぁ。
亡くなった大叔父に
子供の頃にもらったアンデルセンやグリム童話の全集、
どこいっちゃったかなぁ。
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2011/01/23 23:30
童話って不思議なお話が多いですよね。ラングの童話集を是非読んでみたくなりました。
私も今度大きな本屋さんに行ったら探してみようかなって思います。
ジョシィーさんの伯父さまのお部屋に辻村ジュザブローさんのお人形が3体も!すごいですね♥♥♥
私だったらうはうはのドッキドキです^^。
海外を回られてた頃のジョシィーさんはきっと素敵な出会いを沢山されたのですね^^。
とても素敵なお話を伺いました^^♪
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2011/01/23 22:49
>>タコヤキさん
元気に世界中を飛び回っていた頃の懐かしい思い出です^^
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2011/01/23 22:38
素敵な思い出ですね^^
本は読んだ人同士やそれに関わった人を結びつける力がありますね^^



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