続 パパのしあわせ 16
- カテゴリ:自作小説
- 2011/01/22 22:21:00
---------------------------これはフィクションです---------------------------------
胡蝶の夢の中で なにを思う
つい このあいだ とてもひどい事件が
踏み切りで 自転車に乗って 電車の通過待ちをしていると
突然 後ろから 車に押し出され 踏み切りの中へ
なにが起きたのか わけもわからずいるところに 電車
その 轟音とともに迫り来る姿を目にした
恐怖と絶望。
こんなかたちで 人生を終わらせられるなんて
目が覚めたら 一炊の夢であってほしい。
そんなことを考えても空しい
車を運転してた人は 業務上過失致傷ということで
わずかな刑か 執行猶予
殺したのは 電車 そう 弁護士は主張するのだろうか。
天寿をまっとうした 幸福な死もあれば
人生の途中で こんな 悲惨な死もある。
残された人は それでも 生きてゆく
人はみな 平等ではないのだ。
スカイプの Cさんのページを開くと
文章の末尾に 届きませんでした というマーク
矢印が 丸く くるくると回っていれば まだ 読んでないしるし
赤いコーテーションマークになれは゛ もう読まれないしるし
届かない言葉が 化石になっていく。
2年あまりの ニコットタウンでも そんな部屋があるんですね。
悲しいと、お友達が言ってました。
残された人は、そんな感じなんでしょうねぇ。
ほんとに 読んで とても悲しくなるニュースでした
亡くなったお一人は苦学の末、お医者になられたばかりだったような・・。
必死に生きて努力して、ようやく夢の扉が開けられた途端に、死が待っているとは。
今も私は考えている。(亡くなった方の)頑張った意味を。
それと同時に、明日のわが身の安全だって、決して楽観できないということも。