Nicotto Town



思い出の本なんざない><

人生を変えるほどの本に出会ったことはない。

人生を変えるほどの人にあったこともない。

つまらない人生…そう考えて、空を見上げたこともあった。

空しさも寂しさもその時はなかった。


そして、何年か経ち、

素晴らしい本との出会いはなかったが、

素晴らしい人との出会いならあった。

長くともにいようと約束をして、

時にはいがみ合い

時には喜び合い

ともに時を刻むことの幸福を感じていた。

はたして、あなたは同じように感じてくれていただろうか。

結局、聞くことのできない問いは

寂しげな青い空の向こうに消えていった。


人の生死を本とたとえるのならば、

ともに生きた時間もすべて一冊の本となり

私の胸に刻まれたことになるのだろうか。

私の目の前で、

一人の人生が終わりを迎えようとしている。

たくさんの機材が無機質な白い空間に

雑音のような音を響かせている。

しかし、それは少しでも本の終わりをとどめようとするもの。

傍らで泣き崩れる子供たちの泣き声は、

最後の時に、どう書かれるのだろうか。


ピーーーーーッ


いま、本は最後のページを終えて見事な人生を終えた。

幸せだったのか…不幸せだったのか。

今の、しわの多い機械だらけの顔からは

うかがうことができない。


いや


目じりの小じわが多いのは

よく笑った証拠ではないだろうか。

口角が上がっているのは

常に楽しかったからではないだろうか。

そうやって、少しでも心の慰めを求めて

最後の時を刻んだ本を

愛おしく見つめ続ける。


今…空は寂しい。

空しさと寂しさが青い空に溶けていく。

素晴らしい本に出会うのは、

今までの人生の空しさを知る瞬間でもあるような。

しかし、確実に

これからの人生を豊かにしてくれる。

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2011/01/24 23:12
コメントありがとうございます☆

>らら様
少しづつでも自分のペースを自覚できれば
自分を肯定して上手に前に進めることができるかもしれませんね><
私も見習って、前に進んでいこうと思います。
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2011/01/23 18:17
実際、「私は私を肯定する」って念じててもなかなか否定形がしみついていて、大変なんだ(*_*;
自分のペースの自覚が未だに未収得なようで、自分の首を締めながら生きています。
でも、念じ続けているせいか、前より少し上手になったかもしれません。
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2011/01/21 23:18
コメントありがとうございます☆

>まるぞう様
一気に読める本がいいですよね。
豊かな言葉で面白く空腹の心を満たしてくれる本があるとうれしいのに><
人生は大きく変わることはなくても、今と違った見方ができる自分を発見できるといいなぁ(’’*

>ひこひこ様
深く感銘を受ける本は少なくなっているような(’’*
できるだけたくさんのページを作って、楽しい物語を作っていきたいです。

>らら様
本当に自分のバロメーターですね。
今の感情で読むと、一度読んだ本でも違った発見ができますよね。
いろいろな物事をしっかりと受け止めて豊かになっていきたいです。
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2011/01/21 15:07
本は自分のバロメーター。
同じ本でも自分の精神状態によって、色んな事を教えてくれる。
劇的な事はそんなに無くても、時に本は友であり師である。ーーー何て思います。

「死」はたくさんの事を教えてくれますよね。
そして人間へこんだ時にこそ人間がつくられるですよね。
年取ると、人間が表に滲み出てくるような気がします。

本から、人から、自分の人生に降ってくる豊かさをしっかり享受したいと思います。

生きてるのって空しいけど、生きてるだけで美しい。

「蜘蛛は網はる、私は私を肯定する」が今の私なんだ~。

紅玉さん、考えさせてくれてありがとうですぅ。(^^)/~~~
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2011/01/21 07:37
紅玉さん おはよう(*^。^*) 本ですかなかなか深く感銘をうける様な本はないですよね。

紅玉さんの人生そのものが本ではないでしょうが物語りとして これからも刻まれて行く事でしょうね。

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2011/01/21 07:12
読み出したら一気に読んでしまうような本。空腹を満たすような本。そんな本を読みたい
本を読んで人生が変わるなんて でも気持ちが豊かになるような気がする。



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