完全なる首長竜の日
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/01/19 12:46:35
コーマワーク センシングを用いて
昏睡患者と治療者の意思疎通ができる設定で物語が展開されます。
少女マンガ作家の主人公とその家族が主な登場人物ですが
なにしろ夢落ちが多く
読者は混乱と混沌のなかに叩き込まれます。
ページ数はハードカバー300p弱ありますが
短編程度の文字量なのか
すぐに読みきれます。
個人的にはなにか物足りなさを感じていて
「宝島社このミステリーがすごい」第4回受賞作の
「チームバチスタの栄光」以来の傑作とは思えません(現時点では)
精神に直接干渉する感じなので
心が不安定なときは読まないほうが無難かも
ただ、さすがの筆運びで
物語の日常を違和感なく表現できていると思います。
新しい才能の開花に僕の感性がついていけてないだけなのかのしれないですw
近い将来見れるとおもいますよw
そもそも昏睡患者の頭の中をのぞく訳だから、
非現実の混乱が満載ですね。ちょっと興味あるけど、どうしようかな。