♪ニコッと時代劇 ~姫の巻物の巻~ 其の参♪
- カテゴリ:自作小説
- 2011/01/17 21:02:49
うさぎ姫が籠に乗り、到着したところは吉原遊郭。
姫「花魁の月詠(つくよみ)はおらぬか!」
紅「姫、茶屋を通さなくてもよいのですか?」
姫「当然じゃ!
わらわを誰だと思っておる!
亡八、月詠を出せ!」
亡八「こっ…これはうさぎ姫様!!
はっ、ただ今!
ただ今!
これ、すべて客を帰すのだ!
姫様がいらしたのだぞ!」
しばらくすると…
月詠「ひめさまぁ~~」
姫「おお!月詠!」
月詠「あちきしは待ちどおしんかったでありんす…
なかなか会いに来てくれぬのでありんすから…
姫様、遠方より新しく『すぺいすぜりぃ』が手に入りやんした。
ぜひとも一緒に…」
姫「今日参ったのは、ぬしから貰ったうさぎ忍法の巻物のことじゃ。
実は、あれが今宵盗まれた。」
月詠「…!」
姫「事の重大さがわかったか。
いつものようにスイーツを食しておる場合ではない。
おぬしも知っている通り、あの巻物には大事な『あのこと』が書かれておる。
あの巻物をどこから手に入れた。
取り戻すためだ。
協力しろ。」
月詠「…そうでありんすか…。
…………。」
姫「 !
おぬし、泣いておるのか?
なぜ泣く。」
月詠「…。
…うさぎ姫様に全てをお話をせねばならないでありんす。
…それでもこの場所ではお話ができませぬ。
二人きりで、この遊郭の櫓(やぐら)に参りませう。
ささ、参りませう。」
※亡八…遊郭の主人のこと
♪つづく♪
※昨年同様、マイホームに撮影セットをご用意しました♪
女優・男優気分でたちまわるもよし、
監督気分でカメラを回すもよし、
観客気分で、こたつの中からまったり眺めるもよし。
どうぞ不法侵入してください♪
似ておるがのう。わらわの巻物は光るのじゃ。
うさぎ忍法はわらわのために作られた忍法じゃ。
惚れるなと申して居ろうが。
サインはせぬぞ。
…名前が入ったハート型団扇を作ったら売れるかの。
ううっ^^♪
月詠はわらわのすいーつ仲間じゃ。
めずらしい食べ物をよく知っておるでの。
素敵でありんすw