横文字の氾濫
- カテゴリ:日記
- 2011/01/15 17:58:14
最近の横文字の氾濫はいきすぎなんじゃないか、と思う。
私が歳をとったせいで、懐古主義に陥っているだけなのかもしれないしが、なんか、気にかかるのだ。
英語に代表される横文字表現には、日本語にないニュアンスを横文字が内包していることもあって、横文字表現が多くなることも体験している。
だけど、日本語の方が伝わりやすいこともある……気がするのだ。
先程まで、ボーっとテレビを見たのだが、その番組では「星のや軽井沢」が地熱を活用した暖房や小規模水力発電を活用して、自然に優しいリゾートを目指していることを紹介していたのだ。星野リゾートのそういった努力は素晴らしいものだと思うけど、それを「Energy In My Yard(略して「えぃみぃ」)」と呼んでいることにちょっとした違和感を受けたのだ。
確かに、かっこいいし、世間的にも受けはいいかもしれないが、「エネルギーの地産地消」の方が伝わりやすいと思うのだ。
「横文字を廃して日本語を使え」なんてことは言いませんが、ちょっとねぇ……。
ま、それはそれで、可愛いんで、受けはいいんでしょうね。
特に「自然と共存するリゾート」とかのイメージには好感を示すものの、「地熱利用」とか「排熱の再利用」とかの技術的なことや「自然の『持続的な利用』「賢明な利用』(これを「サスティナブル・ユース」とか「ワイズ・ユース」と言い換えると、それはそれで、拒否反応があるますが……)」とかの小難しい単語にアレルギーを示す老若男女に、興味を持ってもらうにはいい手段とは思うのですがね。