Nicotto Town


ふんわりボッカン島風土記


ハーモニー


内容や状況に合わせたのかも、だけど
どうせなら装丁を揃えて欲しかった。。

伊藤計劃、2作目にして最後の長編(ハヤカワ文庫JA
前作と変わらず、ワタシには馴染めない文体だし、
キャラも弱いなと思うのだけれど
受容体はあるようで、引き込まれます。

虐殺器官で提示された混乱が、ほぼすっかり治まった世界で、
少女達は対極の絶望に直面します。

以下終盤に触れるので、読みたくない方は注意!









すべての生き物は膨大なその場しのぎの集合体なのだ。(P.325

散らかった部屋を片付けられないのなら、引っ越せば良いのさ、
そんな結末。

<――――> は、文系には判らないそういう書式があるのかな、
と半ば無視してたらきっちりオチがありました。

「人間らしさ」が、善意で語られ勝ちな世界。
餌になる生き物を、より可哀想と思う心情。
解っている限り、人間以上に非道な生き物はいないのでは?
日頃考えていることに多くリンクする作品でした。


こんなワタシを見捨てないでね><


アインシュタインの眼。翼を堪能しました

アバター
2011/01/17 01:04
ニッポンも食べ物大量にリリースしてるから、あまり大きな声では言えないけどね~  OΓZ
アバター
2011/01/16 15:38
そうそう、獲った以上は喰えよね~
いただきますが無い国には無い概念なのかね。
アバター
2011/01/16 06:33
>reiさま うん、ワタシもキャッチアンドリリースは嫌い。
       獲った分は喰え、と思うわー

アバター
2011/01/15 10:08
人間らしさってよくわからないんです。
ただ、餌になる動物より遊びで殺される方が可哀想。
スポーツフィッシュをする国の人に
食べるために捕鯨を望む国を残酷とは言えんだろうに。
キャッチアンドリリースだって、魚にとっては良いことなのか?



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