Nicotto Town



続 パパのしあわせ   9

--------これはフィクションです----------

残り時間 ・・・・・

なんという 残酷な言葉だろう

今 この瞬間も 時はきざまれ 過ぎてゆく

人生はハイウェイ 

そう歌ったのは しばたはつみ

戻ることはできない もう

その しばはつみさんも 

帰らぬ人となったのは ほんの少し前のこと

復帰を願って もう少しで かなう頃 悲しい事故。

人生50年 それは 遠い昔 戦国時代の終わり

現代の人々は いくつから 自分の残り時間のことを思うの

還暦あたりかな 

もう少し 後のことだろうか

だけど 強制的に 残り時間を告げられる人

「私は 必ず 還ってきます」

そう テレビカメラの前で 宣言した人も

還ってくることはなかった。

口語で語る 哲学者 池田晶子さん

或る人が 癌だということを公表して 

ブログ 著書 闘病の記録も公開されたことを

「わたしには そんな恥さらしのようなことはできない」

そんな内容のことを 発言されていた。

テレビコメンテーターをしていた 勝谷誠彦氏は

それを取り上げて 悪し様に罵っていた。

「この人がもし死んだら 墓の前に行って つばをはきかけてやる」

そこまで 言った。

池田晶子さんは 自分自身に重ね合わせての発言だったのね。

それから しばらくして 池田晶子さんは お亡くなりになった。

癌ということを公表しないで 闘病されていたのでした。

それは 2007年2月 46歳の冬。

勝谷氏は つばをはきかけに行ったのだろうか。

医学は進歩したといわれるけれど

47才の女性を助けることもできない。

80 90 ならば 

苦痛のないまま逝けるようにしてくれればそれだけでいいと 

緩和ケアの問題だけ取り上げたい。



Cさん なぜ Kさんを選んだの

Kさんは まだ 若い

パパなら Cさんを ひとりぼっちにはしないのに

もう 充分に生きたから いっしょに逝ってあげる

先にいって 待っててあげることもできるよ。


私は がまんできる

もう 一人で生きていけるから

パパが望むのなら そうしてあげる。






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2011/01/15 15:47
Olivierさん
そうかもれませんね
アバター
2011/01/15 01:09
Cさんがパパを選んでいたら・・・パパなら本当に、一緒に逝ってしまうと感じたのかしら?
それは“死んでも”できないことだとも。
だから若いKさんを選んだ。・・・若いから、明日を生きられる・忘れられると思ったのかしら?




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