Nicotto Town


猫バカのぶろぐ。うん。   ・・・・・・読んで?


猫物語  Ⅰ

ある日、ある所に、猫たちの世界がありました。
この物語は、そんな猫世界で起こった1つの出来事です。




猫世界では、白猫は「吉」の象徴、黒猫は「凶」の象徴でした。
それは、誰が言ったことでも、誰が決めたことでもありませんでしたが、
やはり、そうなのでした。



ある時代の1匹の白猫が言いました。
「なんでみんな黒猫を嫌うの。なにか悪いことでもしたの。」

また、ある時代の1匹の黒猫も言いました。
「なんでみんな白猫をあがめるの。なにかすごいことでもしたの。」



どちらの質問にも、まわりの猫たちは答えられませんでした。







現在


白猫  「ねえ、三毛猫。黒猫のところにいってはだめ?」
三毛猫「いけませんよ。あんな奴に会ったら、どんな不吉な事が起こるかわかりません。」
白猫  「・・・・・・そんな悪い奴には思えないんだけどな」
三毛猫 「白猫様はただ皆の幸運をお祈りしているだけで良いのですから。」
白猫  「はぁい」
            
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黒猫  「サビ猫さん、私一目でいいから白猫様に会ってみたい。」
サビ猫 「だめだ。お前などに会ったら、何があるかわからないだろう?」
黒猫  「私にそんな力はありません。」
サビ猫 「お前が気ずいていないだけだ。」
黒猫  「・・・・・」












白猫 黒猫   「・・・・会ってみたいなぁ」

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2011/01/09 20:43
おっ、シンプルだけど雰囲気があって、いいですね~!
文章のセンスもすばらしい。続きを楽しみにしています。

小説への感想ありがとう! 
キャラクターに共感してもらえて嬉しいです!



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