Nicotto Town


厨二病もここまでだ!!!←は


~争いの無い世界~*亡き兄貴の亡霊Ⅶ*

宙にいる二人。
十階の高さから見事真っ逆さまに落ちて行き、二人は地面に激突した。
遠くに離れていた星姫達は、二人が落ちたところまで走る。
月は一人で突っ立っていた。


星姫と慧璃が駆けつけたところにはまだ煙霞が立ちこんでいた。
やがて煙霞が晴れると、そこには白くフワリとした羽があった。
その羽をバサリと広げると、意識を失っている塑羅と、羽を生やした別の姿になっていた玲がいた。
星姫は嬉しさのあまりに涙をこぼす。
慧璃は後ろの館に気がつくと、場所を移動した方が良いと言う。
コクリと玲が頷くと、召喚族の里の近くにある丘までテレポートをした。


数分後。
丘にある木の下に着き、玲は塑羅を木の所に寝かした。
玲は小さく溜息をつくと、慧璃は聞いた。
慧璃「玲ちゃん、あのどうしようもないタイミングでどうしてその姿になれたの?」
玲「確かにあの時は死ぬかもしれないって思ったけど、気がついたらこの姿になってたの。私でもよく分からない」
玲がそういうと、何処からか聞きなれない声が聞こえた。
???『それは貴方が強く願ったからよ』
玲「…え?」
星姫「みゃ?」
慧璃「…?」
その声に三人は首を傾げる。
???『願ったでしょ?守りたいって…』
玲「だ、誰!?」
玲が言うと、目の前に光の塊がキラリと音を立ててやってきた。
???『ここに居るじゃない』
玲「名前言わないと分からないよ…」
メリア『失礼。私はメリア。とある国から来た妖精よ』
その声は自らを妖精と言った。
玲「ふーん…。で、この服はアンタがしたわけ?」
メリア『簡潔に言えばそうね』
メリアは玲の手元まで飛んで行き、中指に触れる。
触れられたところに、見たこともない指輪が嵌められる。
玲「うわっ」
メリア『それは契約を示すもの。自らの意思でいつでもその服装になれるわ』
玲「自らの…意思か…」
試しに玲は心の中で呟くように元に戻るように祈る。
一時光に包まれ、やがてその光が無くなると玲は元の姿に戻っていた。
玲「便利なのか不便なのか…」
そう呟くと、塑羅は目を覚ました。
塑羅「あれ、ここは…」
頭に片手をあて、起き上がる。
玲「塑羅ぁ…!ぶ、無事だよね?よかったよー…」
玲は無事なのを確認すると、俯いて、両手を顔に押し当てた。
塑羅「……ご免」
塑羅は玲の頭に優しく片手を乗せる。
玲「本当に…よかっ……た…」
そういうと、玲は崩れるように倒れる。
星姫「玲先輩!?」
メリア『大丈夫。魔力を大量に消耗して疲れて寝てるだけよ』
メリアがそういうと、塑羅は起こさないように玲をそっと抱き寄せた。
塑羅「…結構心配だったのね…。私のせいで…」
慧璃「あら、そんなことないですよ?」
塑羅「…?」
慧璃「本人は確かにテストが身に入らないくらい心配してましたが、塑羅さんのことを悪く思ってないみたいです」
慧璃がそういうと、塑羅は少しだけ笑った。
塑羅「…読んだでしょ?」
慧璃「あ、やっぱりですか?」
心を読まれたことがばれ、無邪気になって笑う慧璃。
塑羅は玲の耳元で囁いた。

――――――――――――――――ゆっくりと、お休みなさい――――――――――――――…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~終わり
やっと終わったー
話って中々思いつかないものだね。うんw

この作が始めてかもね。
7まで行った自作小説。
初だねbb

感想待ってますノシ

#日記広場:自作小説

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2010/12/18 15:43
>霊烏路 空さん
私でも吃驚ですよー
ベスト記録更しn((((((((((((((蹴w
まあオリキャラったって結構いますし…
たまに自分も分からなくなることも(オマ

勿論絵は後書いてアメブロに載せますよ!(ハ?
アバター
2010/12/18 15:29
お疲れ様です^^*

7までいったのは確かに(自分の記憶では(()初めてでしたねb
途中、慧璃ちゃんかっこよかったなぁ。うん。
・・・ゴメンナサイ;ぶっちゃけるとまだキャラクターの名前の呼び方あやふやです(((((
もう完結まできたのに。あーうー><;

ついでに、玲さんの新衣装とメリアの絵を描かれるご予定は?



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