表現方法
- カテゴリ:マンガ
- 2010/12/12 14:11:36
以前から事件があったときに、「マンガをまねた」とか「家宅捜索したらマンガなどがみつかる」とかがあったりしたので、
「子供が真似をする可能性もあるしマンガなどを規制したほうがいい」という意見が一部の人たちの間で話が出るようになっていって、法律で一定の基準を設ける法律を作ろうということになってたことが何回かあった。
でも「表現の自由を奪う」「検閲だ」みたいな意見もあったりして議論がすすまなかったりしていた。
でも一昨年の秋から去年の春ぐらいくらいに具体的に例を挙げて規制をする動きがすすみ始めた。
内容としては一部の人たちが例としてあげた現実世界では犯罪になるようなことが描かれてるマンガなどということで、
「ワンピースは海賊賛美」のような感じの基準で、内容をよく読まない人たちによる意見ということで、一般からの苦情などが結構ありなかなか議論がすすんでいなかった。
その後もなかなか議論がすすまないので、去年の秋ぐらいに東京が独自に条例で決めようという話になった。
一部の人たちの意見を参考に規制する内容を決めて2010年の春に決定ようとしてたようだけど、
都知事や都議会の議員さんでマンガを読んだことなかったりマンガなどに対して偏見を持ってる人が多かったのもあって、内容がおかしいということで議論になっていた。
未成年のキャラクターを非実在青少年という定義にして、
そういうキャラクターが性的な描写、暴力的な描写のあるシーンに描かれてる場合は規制してしまうという感じの内容で、ほとんどのマンガなどが当てはまるということになったりしていた。
性的なことや暴力的なことで是非を問うとかそういうことで悩むとかでも駄目だったりするという内容なので、抗議などが結構あり見直しという感じになっていった
その後今年の夏ごろにはそういう内容のマンガなどを未成年に見せないように、区分陳列の対象を変えるという感じになったけど、これも基準があいまいということで否決という形になった。
でも10月の終わりぐらいにあきらめきれない人たちが再々提出していた。
内容は一部修正されて「現実の世界では犯罪行為になる性的な描写があって、
そこに未成年のキャラクターいるというのが少しでもあるマンガ雑誌などは、18歳未満への販売禁止」という内容になってこれも議論になっていた。
反対する漫画家さんなどが声明を出したりとか有名人の方で「これはおかしい」ということを言う人も出たりしていた。
もしこれが通れば出版社や印刷工場などが東京に集中してるということがあったりするので、流通すら出来なくなって地方発送できなくもなるという意見もあったりする
他の地方も同じような条例案を出すようになれば、国も動いて法律と変わらなくなる可能性もあるとかいろんな意見が出た。
あとすべての年齢に対して販売禁止という風に変わったりとか、他の表現内容も規制される感じに向かいそうな勢いにもなってるらしい
そうなれば業界全体の危機だけど石原都知事は
「18歳未満への販売規制であって表現の規制ではない」「規制の対象になってるマンガは詳しく知らないけどとりあえず規制する」という発言をしたりしていた。
でも石原都知事は東京アニメフェアの実行委員長なのでマンガを規制するのもおかしいという意見も合ったりする。
特に来年の東京アニメフェアの挨拶もこんな感じで矛盾が出るとのことに
http://www.tokyoanime.jp/ja/info/greeting/
そんな中で角川書店が「都知事の矛盾した発言はおかしい」と来年の東京アニメフェアへの参加の辞退を表明も
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/101209/gam1012092208001-n1.htm
そのことを聴かれた都知事は「条例とは関係ないだろ 辞退したければ辞退すればいい」と会見で話したりもしてた。
なので集英社や小学館などの出版社なども「都知事のマンガ・アニメに対する姿勢に納得いかない」として辞退を表明
http://mantan-web.jp/2010/12/10/20101210dog00m200048000c.html
でも賛成派の人たちは通そうとしていて15日には可決する見込みだということ
反対派の議員さんはまだあきらめてなかったりとか、一般の人たちは陳情書を送ってる様子
僕はどちらかといえば(反対よりの)中立派かな
ある程度の基準を設けることは必要かもしれないけど、それを偏見を持ってるような人たちの意見を元に決めてしまうのはおかしいという気持ちかな
それにもし通ってもあまり今までと変わらないだろうし、変わったとしても出版社などが文句を言ったりなどして、基準が変わるだろうなという比較的楽観的な感じに近かったりもする
長いのであとで少し修正するかな
「本来現実には出来ないことを子供に教えるのは間違ってる」、
「それが当たり前なことだと思うのが子供」みたいなこと発言してるくらいなのでね~
焚書坑儒がなんなのかわからなかったので調べたけど、昔からこういうの色々あるんだね~
石原都知事は若い頃「太陽の季節」が過激すぎるみたいな批判された時に
「何を書こうが書き手の自由」みたいな発言したらしくて
「その気持ちを忘れたのか」って批判もあるようだよ
都議会で反対してるのは民主党なくらいなので
「これに限っては民主党がんばれ」って意見があるみたい^^
他にやるべき事はいくらでもあるだろうと
言いたくなるんですけどね。規制するものの内容以下の
議員さんたちばっかりなのか。「平成の焚書坑儒」と後世に
汚点を残さないように願いたいものです(笑)