「二人の妻を持つ男」を読まなかった！
- カテゴリ：小説/詩
- 2010/12/07 23:03:41
世の中にクソゲーがあるように
（クソとまでは言わないけど）面白くない小説ってあるんですよね；
今回読み始めた「二人の妻を持つ男」
ハヤカワ海外ミステリベスト１００にランクインしている作品なんですが
個人的に受けつけなかったぁ
ミステリ小説によくあるパターンで、
一般人の主人公が犯罪に巻き込まれていくという設定なんですが、
この主人公の行動が不自然だったりすると説得力がなくなって、最初でおもしろくなくなっちゃうんですよね。
「二人の妻を持つ男」の場合、街で偶然前妻と再会して何度か会っているうちに事件が・・って感じなんですが、
既に再婚しているのにわざわざ自分から面倒をしょいこんでいく主人公の行動が、自分的には魅力を感じないし納得できないんですよね。
いくら今の結婚相手に不満があって、前妻が美人でも、自分を一方的に捨てた女性に未練たらしく付きまとうって・・
こんなの誰が考えたって問題発生するに決まっているし・・
まあ元カノと切れていない男ってたしかに良くいると思うんですが、そんな男主人公にされてもなぁ；
この場合、主人公は未だに再婚もしていなくて、自分の浮気とかの理由で離婚したという設定なら未練があってもまあ少しは理解できるのですが・・・
個人的には「ワラの女」や「飛蝗の農場」もこの一般人の主人公が事件に巻き込まれていく話で、面白いと思ったことがありません。
その割りにミステリファンに結構根強い人気があるんですよねぇ。わからん。
