ダース・ベイダー降臨
- カテゴリ:ペット/動物
- 2010/12/06 00:35:53
イチョウの黄葉を神宮外苑に見に行った。
すでにイチョウの葉はほとんど落ちていて、
木上よりも、道路の上に落ちいている光景のほうがきれいだった。
イチョウ並木の奥まで行くと、噴水池の周りでは「いちょう祭」をやっていて、
たくさんの屋台が出ていた。うちの奥様は屋台を見ると興奮する性格なので、
すぐにあちこちの屋台を見て行ってしまった。
秋津丸が噴水池でボーッとしていると、
そこには、もう一つ興奮している集団がいることに気がついた。
スズメたちである。
食べこぼしを、噴水池の周りにある低い生け垣の中から
飛び出していっては、拾って食べ、
お腹が一杯になったスズメたちは、噴水池の周りに置かれた
ブロックの岩の上で休んでた。
そこへ、奥様が肉まんを持って帰ってきた。
スズメの話をすると、周りの白い部分をちぎってスズメ達にあげはじめた。
「スズメが肥満になるから、ダメだよ」と奥様の餌やりを止めていたとき、
視界の端に黒い影が降りてきた。
カラスである。
右側のブロックの上に舞い降りたカラス。
そこから、ちょっと逃げるスズメ達。
カラスが一つ、ブロックを飛び越すと、
その隣のブロックに移るスズメの集団。
秋津丸の頭には、あのテーマ曲が流れてきた。
「タン タン タン タ~タン タ~タン タン タン タン タ~タン タ~タン」
カラスの気配に押されるように、
少しずつ、数が増えていきながら逃げるスズメたち。
まるでダース・ベイダーを前にした、同盟軍兵士のよう。
右はじのブロックに降り立ったカラスは、
秋津丸達の目の前を通り過ぎ、
左のブロックまで行くと、そのままサッと飛んでいった。
「なんだったの、あのカラス?」
「奥様が、スズメを優遇するからカラスが嫌がらせに来たんだよ」
と、説教モードに入ろうとしたとき、
「この肉まん、おいしくないからあげる」
・・・フォースの暗黒面はどうやら存在するようです(>_<)
実は奥様とベイダー卿とは、敵対関係にあります。
以前、小石川植物園でベイダー卿に菓子パンを奪われてから、
決してベイダー卿を許しません。
秋津丸から見ると、ベイダー卿は嫌がらせに来たんだとしか、
思えないんですけどね。
ちいさなベイダー様、実は本当に猛々しいみたいですよ。
長文を読んでくれてありがとう。思ったより長くなった。
スズメたちは、カラスを怖がっているようには見えませんでした。
カラスは、自分が食べられないので嫌がらせにきたんじゃないかなぁ。
でも、ワイワイと逃げるスズメたちはかわいかったです。
ダースベーダー おそるべし!!