11月に読んだ本
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/12/05 10:41:16
2010年11月に読んだ本の数は、11冊でした。
■人とロボットの秘密
著者:堀田 純司
「人工知能の研究者は月に行こうとして木に登っている」とある哲学者がいった。それでもロボットを作りたいという大勢の研究者たち。
人は、ロボットを作ることで人間そのものの謎解きをしているという言葉に共鳴。
■不幸を選択したアメリカ「オバマ大統領」で世界はどうなる
著者:日高 義樹
40年以上ホワイトハウスをみてきた著者の言葉は当たるか?
確かに、このままではアメリカ史上の最低だった大統領といわれるカーター(人間的にはすばらしい人物)と同じ結末かも?
■大地の咆哮 元上海総領事が見た中国
著者:杉本 信行
隣国中国の情勢はいやがおうでも日本にはねかえる。「情けは人のためならず」か。。。
■ユグドラジルの覇者
著者:桂木 希
国際経済謀略小説。現実の世界経済もネットワーク世界に開放されたが、ネットワークを支配するものが世界を支配していく・・・
■虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
著者:伊藤 計劃
個人(母親)の死の決定者と殺人マシンとしての自己の存在の救いを何処にもとめるべきか?眼には瞼という塞ぐ器官が有るのに耳には塞ぐ器官がない・・・
■重力ピエロ (新潮文庫)
著者:伊坂 幸太郎
犯罪のメッセージの謎解きよりも、家族や父親の描写に想いを感じる。
■地球の哲学―46億年の歴史が語る新しい人間観
著者:梅原 猛,松井 孝典
自然も歴史であるということに気づかされる。故きを温ねて新しきを知る・・・その歴史のスパンが宇宙誕生からなのが自然科学。
科学(人間)の進歩(進化)って何のためだろう?
■貧困大国ニッポン―2割の日本人が年収200万円以下 (宝島社新書 273)
著者:門倉貴史+賃金クライシス取材班
中流化した日本が2極分化していくのは、止められないだろう。持てる者が出れば、持たざるものが出てくるのは必然。
■行政不況 (宝島社新書 263)
著者:中森貴和
規制緩和したと思ったら規制強化。規制を操れる行政は、責任重大。
■日本は破産しない!~騙されるな!「国債暴落で国家破産!」はトンデモ話だ!
著者:上念 司
かってのアルゼンチンのような国家破産はしないだろうけれど、赤字国債は気分的に嫌です。
■お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
著者:勝間 和代
金融リテラシーを理解することは必要だろうが、大多数の日本人は元金保証がいいので銀行に預けるのでしょう。
「人とロボットの秘密」は、大阪大学の石黒教授ほか著名な開発者のアプローチの本質や東洋と西洋のロボット観の違いなど、なるほどと思う内容が盛りだくさんです。一読をお勧めします。
ほんとうに、のめ様はジャンルが広いのね。
「人とロボットの秘密 著者:堀田 純司」は面白そう。
読んでみたいわ。
「人は、ロボットを作ることで、人間そのものの謎解きをしている」という主張は、
何かうなずけるような気もします。