英語読みとラテン語読み
- カテゴリ:日記
- 2010/11/28 23:04:18
オリオンが綺麗だな~と思って、ベランダで煙草をふかしていると、そういえば、「オリオン」は英語読みだと「オライオン」なんだよな~。オライオンって言えば、対潜哨戒機P3-Cだよな~なんてな独り連想ゲームをつらつらと思ってたところ、学術用語を英語読みする世代とラテン語読みする世代っているよな~と言うことに思い至った。
医学分野が顕著だと思うんですが、基本、戦前の日本の学術用語は基本ドイツ語。戦後は英語。
私が卒業した大学は医学系ではないんですが、獣医・畜産系だったせいか、英語は当然のこととして、ドイツ語が必修でしたし(英語はともかく、独語はしっかりレテ川の向こう側ですが)。
私に一番身近な生物学分野でもその傾向があって、細胞小器官に「リソソーム」「リボソーム」ってのがあるんですが(高校生物で習いますよね?)、大学・職場の後輩たちの話を聞いたり、最近の生物系の本を読んでると、「ライソソーム」「ライボゾーム」って表現されてる。私が習った前者は独語もしくはラテン語読み、最近の後者は英語読み。
学名も基本はラテン語で名づけるので読みも当然ラテン語でと習った世代としては、たまに英語読みされると困惑してしまうんですわ。
だからなんだと言われても、ただ、世代格差だな~と思うだけなんだけど。旧世代のぼやき。
人の名前や、地名なんかもそうですよね。ローマ字読みで習った世代には、原語読み(現地の発音)をそのままもってこられても、よくわからないことがあります。