☆ローズマリーの赤ちゃん
- カテゴリ:映画
- 2010/11/26 00:20:22
これは結構古い映画ですけど封切り当時はなかなか話題になったそうです。ロマン・ポランスキー監督の傑作と言われても分からない方は、「戦場のピアニスト」の監督といえばその内容の凄さが理解して頂けると思います。
ネタバレみたいですが、はっきり言って何が恐ろしいのかその正体は分かりません。しかし、真綿で首を絞められるような恐怖感が漂っています。そして衝撃のラストシーンと言われますが、やはり恐怖の正体ははっきりしないままです。こんな映画です。どことなく「死霊の棲む村(原作:悪魔の収穫祭)」に似てますよね。
【スジ】
舞台は現代のニューヨーク。若い俳優ガイ(ジョン・カサベテス)と妻ローズマリー(ミア・ファロー)が、マンハッタンの古いアパートに引越して来たところから物語りは始まる。以前から不吉な噂がたえないと聞くのであるが、二人は全く気にしていなかった。
また、隣に住むのはおせっかいなローマン(シドニー・ブラックマー)とミニー(ルース・ゴードン)の老夫妻だった。彼らには養女が1人いたが、ある夜に突然謎の飛び降り自殺をしてしまう。しかし、翌日、隣人夫婦は、ガイとローズマリーを夕食に招待するのであった。ミニーはタニスの入ったペンダントをローズマリーにプレゼントするなどおせっかいをする。ローズマリーはこの夫婦に好感をもてないのであったが、ガイの方は逆に親密なつきあいを始めるようになった。
この夫婦と付き合いだしてから、ガイの身の回りで変化が起こり始めた。まず、ライバルの俳優が急に目が見えなくなりリタイアし、ガイに役がまわってきた。そして急に、赤ちゃんを作る計画をし、その日にちまで決めるのであった。その日の夕食にミニーがデザートを持ってきてくれるのであるが、まずくてローズマリーは食べられなかった。しかし、ガイに薦められて食べるのであるが、目まいがして意識を失ってしまう。その夜、ローズマリーは悪夢を見る。そして、翌朝目ざめると、なんと彼女の身体にはひっかき傷がいっぱいであった。
やがて、ローズマリーは身篭るのであるが、おせっかいな隣人の夫妻は産科医を紹介したり、栄養のある飲物を毎日運んだりしてくる。しかし、ローズマリーは徐々にやつれ始めてくる。
そんな時に訪ねてきた友人が突然死してしまうが、その形見に「魔女のすべて」という本をもらう。そこには隣人たちの行動の謎を解くことが記されており、ローズマリーはすべてを悟ってしまった。
なんと隣人夫婦は「魔族」だったのである。そして、夫のガイも・・・・・
そしてローズマリーは我が子のために行動を起すが、頼りの産科医もぐるであった。それでもローズマリーはなんとか子を生んだが、みんなは死産だったという。しかし、妙なことに時たま隣室から子供の泣き声がするのである。意を決したローズマリーはナイフを持って隣室に行ったが、なんとそこには大勢の魔族とガイがいた。そして、黒づくめで十字架のついたゆりかごの中にはローズマリーの赤ちゃんがいた。しかし、それは人間の赤ちゃんではなく悪魔の赤ちゃんであった。
小説も買いました。最近ですロマンポランスキー監督作と知ったのは。
最近は「ゴーストライター」を見ました。
悪魔に対抗するのがローズマリーという名前っていうのが凄い。
生んだ子供をみて母性がでるあたり、結局血には勝てないのかなと。