Nicotto Town


人生カカト落とし


紙束地獄

昨日の実家からの電話、じつは、今年は釘煮がつくれない、って話だけじゃありませんでした。
親戚のおじさんが倒れた、ということで。
色々あったが、なんとか大丈夫、養生してね、ということになったそうです。
一番近くの縁者だろう、ということで父が助っ人で出かけたそうなのですが。

「家がね、ゴミ屋敷“みたい”になってたって」

もしもし? そりゃ、独り身でそれなりのお年だから面倒ではあるだろうけどさ。
そういう人だっけ?

「いたるところ本が積み上がって。足のふみ場も……」

そーいうパターンかい!

その場で話がどこに着地するか見当がついた。

「あんたもため込んでるでしょ? 片付けなきゃ駄目だよ。手がつけられなくなるよ」

はい、わかっとります。でも積んでます。そろそろ収拾がつかなくなってます。

あんまり度が過ぎると本人も困るよ、とお説教と警告をたんまりいただきました。

読書が趣味、という人にはありがちだけど、本が増えて、あふれて、……ええ、はい、困っています。

親戚のおじさんの場合、そういう状況のおり、体調が悪くて整理を怠ったのでしょう。訳わからなくなるのはすぐです。
復調すれば、まぁそのままにする人じゃなかった筈だけど、さて?

あわない、と感じた本は手放すようにしてはいますが、それでも数は増えていきます。
その上、買ったはいいが読み切れないいわゆる「積み本」も山になっています。

なのに今日も帰途、書店に寄って、ひと山買ってきてしまいました。
度し難いよ。先に積み本の山崩そうよ。小遣い、ほとんど使っちゃったよぉ。




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