ポーランドの黄金期と黄昏「ポーランドの至宝展」②
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2010/11/01 19:25:12
長いし、マジ書きしてます><
嫌な人はスルーしてね~^^;
3、ポーランドの黄金期と黄昏
ポーランドは、ある時期までは強国だった。
経済的にも、国内の政治も落ち着き、どこの国とも対抗できた国だ。
国力が安定すると、文化も花開く。
ルネッサンスからバロックの文化が、ポーランドに花開いた。
この時期に描かれた風景画の、ポーランドの街や人々の生活は豊かだ。
16~17世紀に描かれた風景画の数々が、それを教えてくれる。
大きな通りを描いた17世紀の絵画は、ゆきかう貴族の馬車の豪華さと、そぞろ歩く一般市民の服装の豊かさを現していた。
楽しそうに歩く恋人たち、何故か道の端で飼われている牛や鶏、遊んでいる子供たち・・・実に幸福そうな街の様子。
この当時の貴族や商人たちの肖像画も、実に立派なものが多い。
問題は、ポーランド人の名前が覚えられなくて、画家の名前を解らない事だ。
ナントヤラスキが多すぎる~><
インターミッションのように、1人の国王の肖像画があった。
スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ
これに展示された絵画ではないが、彼の国王戴冠時の肖像画アドレスはこちら↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Stanis%C5%82aw_II_August_Poniatowski_in_coronation_clothes.PNG
ロシアの有名な女帝エカチェリーナ2世の恋人だった男性。
そして、ポーランド分割前の最後の王でもある。
エカチェリーナ2世が皇太子妃だったころ、まだ若い貴族にすぎなかったこの王と熱烈な恋をしたそうだ。
紆余曲折の末、女帝になったエカチェリーナは彼をポーランドの王座にすえた。
真面目で純真な国王は、かつての恋人を信じて懸命に統治したが、最終的にこの女帝の手で王座から追われることになる。
かつての恋人に権力のために利用され、それでも誠実なポーランドの王であろうとした男性。
優しげな目をしたハンサムな王の肖像画は、彼の誠実な人柄を忍ばせる。
私にとっての肖像画の魅力は、ここにある。
控えめな展示のされようが、彼の人柄を思わせ長時間しげしげとみてしまった一枚だ。
19世紀の絵画になると、裕福な一般市民の肖像画が多かった。
「エミリア・ヴウォトコフスカの肖像」
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/ ←この中に画像あります。
時代の主人公が貴族から裕福は市民に移っているのが、こ肖像画がよく物語っている。
ユーゼフ・シムラーの描いたこの肖像画は、縦横2mはある大きなものだ。
濃い豪華な琥珀色のドレスの、ゆったり座った若い女性は貴族ではない。
今で言えば、一般市民だ。ただし裕福な、だが。
このような絵画が何枚もあった。
それだけ、ワルシャワの市民に裕福な者が多かったのだろう。
中世から近世、そして近代へ。
時代の主人公は、貴族から市民へ。
その流れの移り変わってゆくのが、良くわかる展示だった。
音声ガイド、あるときは便利やで~。
少なくとも偉そうと違うからね^^v
今回は書きたい薀蓄かいたから、ブログが長い長い><
そんだけええ展示やったせいやけどw
機会があったらガイドしまっせw
あ。ただでええしなwww
あの貸出の音声説明機(名前忘れた)は、500円もしたよー
要らんやろう~と思って借りなかったけど 借りた方が良かったのかなー
行列の中には、蘊蓄語りのおばさんが、無理やり連れて来たっぽい友達に説明してて
ソレを聞く限りではポーランドにも絵にも興味持てなさそう~なエラそげな説明やった~ww
ラトちゃんにくっついて行ったら良かったよー。・゚・(ノ∀`)・゚・。
500円払ってwwww( ´∀`)ヶラヶラ
エカチェリーナ2世とポニャトフスキ、オーストリアのポーランド分割参加あたりから^^;
こう興味が湧いてきて、今に至ってます。
ようは、好奇心のさせる業ですよ、
西洋史も美術もある一定の時代なら、守備範囲^;
下手な音声ガイドより、マニアックな解説ができるかと思います。
賢くはならなくても、妙な知識ならみにつくかとw
ミケランジェロは絵を描く時、男性モデルで女性を書いていたとかwww
こんな類の知識でいいなら、いつでもお声をかけてください~
ピンポ~ン♪
ドイツの貴族のお嬢さん、あまり有名な家柄でも、美人でもなかったって。
それでも母方の縁でロシアの皇太子妃になったの。
でも、ダンナの皇太子がいわゆるアホやったそうで^^;
当日みた肖像画も、ほんと真面目で誠実を絵に描いたような人やった。
彼にとってはエカチェリーナが始めて、そして最後まで愛した人なんかもしれない。
たしか独身つらぬいたそうやから。
勉強とゆうか、薀蓄語りができて私も嬉しいんですよw
なにせ歴史オタクですから^^;
絵画、とくに有名な歴史上の人物の肖像画を見るときですが。
これがなんあことやこんなことをやった人なん?
信じられへん~~みないな感じでしょうかw?
割と地味な国だと思うんですが・・・
3人の子供達も、全員が愛人の子らしいし……
確か2番目の子供のパパがスタニスワフ・ポニャトフスキだとか。
傍目にはとんでもない仕打ちを受けたように見えるけど、彼はずっと心のどこかで
女帝を愛し信じていたのかな。
肖像画を見て、何かそう感じた☆
以前 NHKで 「本当は怖い絵」という番組がありました
時代背景がわかると より深く読み解けるんですね~~
ラトさんがにはどんな風に見えているのか。。。 見てみたいです♪