Water House
- カテゴリ:日記
- 2010/10/19 12:19:39
Water House:大好きな漫画家華不魅さんの公式ホームページの名前です。久しぶりに見に行きました。
未完だった「グラマラス・ゴシップ」の第5巻がとうとう出版される・・・待つこと12年!
公式ホームページの名前の由来はJ.W.Waterhouseからきているとか。
J.W.Waterhouse:19世紀後半から20世紀初頭に活躍したイギリスの画家で神話や文学作品に登場する女性をテーマにした絵を描いたことで有名です。
作品の中でも有名な絵は「The Lady Of Shalott」です。どんな絵か気になる方は、下記で鑑賞してみてはいかがでしょう。
http://nonaisan.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2010/10/19/the_lady_of_shalott_2.jpg
この絵の題材は、イギリスの19世紀の詩人テニソンの詩です。
川の中州に住んでいたシャロットは、外の世界を直接見ると死ぬという呪いをかけられていた。
向こう岸には、凛々しい騎士ランスロットの住むキャメロット城がある。
シャロットの部屋には鏡があり、それを通してしか外の世界を知ることができない。
シャロットは、来る日も来る日も部屋でタペストリを織りつづけていた。
楽しそうな恋人たちの姿を鏡を通して見るたびに、シャロットは鏡に映る影の世界に退屈し始める。
ある日のことランスロットが川のほとりで歌っている声に惹かれ、シャロットはタペストリを織る手をとめて外の世界を覗いてしまう。
とたんに呪いは現実となり、織物は飛び散ってその糸がシャロットに巻きつき鏡は端々まで亀裂が入る。
ランスロットを追って舟で岸まで行こうとしたシャロットは、キャメロット城の岸に舟が着いた時にはすでに息絶えていた。
男性は、女性を閉じ込めておきたい・・・でも女性は!おっと、これは余計でしたね。
絵を見ていると日本人の画家青木繁さんの日本神話を題材とした絵の数々も思い浮かびます。
悲劇のレディの表情ですね・・・
実に細密な絵ね。
背景や衣服や髪の描き込みが、これでもかというぐらい、
手が込んでいて、作者の思い入れを感じるわ・・凄いわね・・。
でも、何かさびしそうなムードが漂うのは、やっぱり、
元のお話が悲劇だからなのでしょうね。
神話や物語をテーマにした絵は結構好きですよ。
写真のような美しさ…。凄い絵ですねぇ。
結構絵画は見ているはずなんですが、
まだまだ有名だけどボクが知らない画家さんがいそうです。
それにしても神話って絵になりますね~。