☆ペガスス座
- カテゴリ:その他
- 2010/10/07 00:30:39
一般にはペガサスと呼ばれますが、星座ではペガススになります。この星座は秋の代表といってもいいでしょう。見つけ方はアンドロメダ座とみずがめ座の間にある、3個の2等星と1個の3等星でできている大きな四辺形を目印にします。この四角形を「秋の大四辺形」を呼びます。
また、ご存知のように秋の夜空は寂しいもので明るい星は少ししかありませんが、この四辺形を目印にして、いろいろな星座を探すと便利でしょう。
ところで、四辺形を形作っている4つの星のうち、北東角の2等星はアンドロメダ座のα星です。昔はペガススのδ星とアンドロメダ座のα星を兼ねていたのですが、1930年にこのように区分されました。
また、ペガスス座には不思議なことがあります。まず、ペガスス座は身体の後ろ半分がありません。これには次のような説があります。
①後ろ半分は、雲に隠れていて見えない。
②怪獣キマイラと戦ったときに、不覚にも食べられてしまった。
③ペガススはあまりにも速く空を飛ぶので、後ろ半分が遅れてしまった。
④後ろまで描くと大きくなりすぎるので、前半分でやめてしまった。
それと、ペガスス座は、ヘルクレス座と共に、数少ない逆さまに描かれた星座です。
ギリシャ神話では、勇者ペルセウスが怪物メドゥーサを退治して、首を討ち取ったときに、ほとばしった血液が岩の割れ目にしみこむと、そこから真っ白な一頭の馬が飛び出しました。その馬は背中に翼を持ち、怒ると口から炎を放つ天馬ペガススでした。そして、ペルセウスはメドゥサの首を袋に入れるとペガススにまたがって旅立ち、その途中で、アンドロメダ姫を助ける活躍をしました。
さらに、ペガススは、コリントの王子ベレロポンを乗せて、怪物キメーラ退治に出かけます。キメーラとは頭が獅子、胴が山羊、そしてしっぽが蛇という怪物で、口から火を吐いては、森や村を焼き尽くし、人間や家畜を食べていました。
ペガススに乗って縦横無尽に天空を駆け、首尾よくキメーラを倒すことに成功したベレロポンは調子に乗り、ついにはペガススで神々のいるオリンポスの山に昇ろうとしましたが、これに怒ったゼウスは一匹のアブを放ちました。アブに刺されたペガススは暴れてベレロポンを地上に振り落としてしまい、ペガスス自身はそのまま天に駆け上がり星座になりました。
先日、僕もたまたま秋の星座について書いてたので、
思わずコメントをしてしまいましたw
言われてみれば、ぺガススとヘルクレスは確かにさかさまですねえ。
神話での華々しい事績と違って、
ヘルクレスとペルセウスがあまりにも暗い星座なのが
非常に残念な感じで(w)夜空を見てもまともに探せたためしがありません。