馬映画紹介その6「優駿 ーオラシオンー 」
- カテゴリ:映画
- 2010/09/29 19:09:38
今日はネタが見つからないから、これで行ってみましょう。
宮本輝の小説の映画化。フジテレビ開局30周年記念作品。
監督は杉田成道。俳優陣はすごいです。緒形直人・斉藤由貴・加賀まりこ・石坂浩二・田中邦衛・緒形拳・仲代達矢…メリーナイス。
以下、DVDの紹介文です。
『風のように速く、嵐みたいに烈しい、そんな名馬が生まれますように…』悠然と流れるシベチャリ川のほとりで一心に祈る若者。生まれた仔馬は雄々しさの中に気品を備え、人々の目を奪う。やがて子馬は「オラシオン(祈り)」と名付けられた。そのオラシオンに魅せられ、互いに結びつけられてゆく人々。幾通りもの思いがオラシオンの背上で交錯する…。
競馬が題材の馬映画はたくさんあるけれど、大概パターンが決まっていて、一頭の馬が成長し成功して行く様を軸に、それを取り巻く人間たちの人生模様を絡めています。小さな生産牧場の親子に緒形直人・緒形拳、馬主とその娘が仲代達矢と斉藤由貴、調教師に田中邦衛が扮しています。終盤のダービーのシーンは、本当のダービーの映像を使っています。今と違ってフルゲート24頭のレース。この頃は、ゼッケンに馬名が書かれていないから、都合が良かったんですね。馬好きの人なら、馬がいる風景やレースシーンを見るだけで楽しめます。俳優も、ちらりと映る本物のジョッキーたちも若い若い。1988年の作品。
ただ、ちょっと気になるのは、会社を吸収合併に追い込まれた馬主とその娘のその後とか、父親亡き後の牧場のその後。原作を読むべきだとは思うんですけどね。
やっぱり、原作を読まないとだめですねー。
宮本輝の流転の海シリーズもいいです
話題になった割に、興行成績が今ひとつだったように記憶しています。
そうなんです。親子で親子をやってます。
ダービーで映画が終っちゃうので、それでどうなの?という感じです。
緒形直人と緒形拳のリアル親子が親子役ですか?w
含みを持たせた結末なんですね