オルメカ展・・・自分らしく過ごそう②
- カテゴリ:日記
- 2010/09/28 17:05:44
氷河期、ユーラシア大陸と北米大陸はつながっていた。
陸橋と呼ばれたベーリング海峡の地を渡って、マンモスを追いながらモンゴロイドが新大陸に移ってきたといわれている。
北と南のネイティブアメリカンや、アラスカのエスキモーの祖先たちだ。
この人たちが南下してメソアメリカ、今のメキシコに築いたのがオルメカ文明。
プレインカで最も古い文明の一つだ。
この文明の担い手は、巨石にレリーフを施し、土でもってピラミッド神殿を建てた。
ヒスイなどの玉石を研磨して、精緻な加工を施す高度な技術を持っていた。
その装飾文様や、宗教体系は後のマヤやインカにまで影響がのこり、南米の「母なる文明」といってもおかしくない。
展示室を進んでいくと、四方の壁に巨石のレリーフから拓本した図案がいくつもの掲示されていた。
南米文化独特のシンボライズされた意匠は、現在の目からみたら抽象絵画のようでもあり、キューピズムのようでもあり。
古代中国の青銅器に刻印されていた、文様にもそっくりに思えた。
なんとはなしに「天土の下に新しいもの無し」と、思わされた。
面白いのは、時代が古いものほど意匠がシンボライズされていたことかな?
文字をもっていたオルメカ人だけど、それは今も未解読。
図柄から想像するしかないのが残念。
このあと、彩色土器や土偶の展示が続く。
最初に目に付いたのは、ドナルドダックが文句を言ってる時にそっくりな嘴をした水鳥の土器。
ここまで神妙な感じだった私だけど、これを見てあっさりと笑いの渦に巻き込まれた。
古代のものは、縄文土器や土偶にそっくり。
弥生式土器のようなものもあれば、現代の創作陶器といっても通用するデザインのものもあった。
T嬢いわく「今の茶室にあってもおかしくないわ~」に納得。
東北で発掘された有名な遮光器土偶のシルエットにそっくりな、小型の土偶もいくつかあった。
豊かな胸、張った腰。
豊穣をあらわす、誇張された女性の土偶。
産む性としての女性崇拝が、この文明でもあったんだな~。
次は、ヒスイの装飾品や手斧、オルメカ人が崇拝した神ジャガーの神像の展示になる。
丁寧に研磨され形を整えらたヒスイの手斧は、貴人を埋葬する時の副葬品だ。
小さいもので子供の握りこぶし、大きいものなら大人の掌ほど。
どれも滑らかで、今も美しい緑の輝きを持っている。
日本の能面にそっくりなヒスイの仮面もあった。
表情がリアルで、まるで生きているかのようだ。
管玉のようなヒスイの首飾り、色のそろった丸玉の首飾り、腕輪に耳輪。
このコーナーになると、俄然女性の見学者が色めきたっていた(笑)。
宝石の力って、やっぱしつよい~。
このオルメカ展は夏休みに開催されていたので、子供向けのコーナーもいくつかあった。
巨石頭像の塗り絵に色鉛筆で彩色しようのコーナーでは、それにリボンや金髪縦ロールをつけて、全くの別物にしたてあげたものがあった。
3人とも大笑いしてしまった。
子供そっちのけで、夢中になっているお父さんの姿もあったな・・・。
え~この後③に続きます~~ ああっ、長い><
そうかもしれない。
古代文明の曙期は、以外と女性の地位が高いんよなあ。
エジプトもチグリス・ユーフラテスも西洋のケルトも。
アジアでもそう。
子供の発送は…めっちゃ楽しい♪
でも 子供の発想って・・・ 目から鱗ですね (´-ω-`;)ゞポリポリ
そうなんよ。マヤやインカより古いんだ。
紀元前1200年前…日本は弥生時代やなあ。
独自の暦もあるし、天文学も発達してたみたい。
そんな文明がいきなりみたいに現れるから、宇宙人説もでるんやろうな。
ん~~と、そうなるのかなw趣味は^^
りんちゃんはサルやないやんか~~~!
マヤやインカより前?そんな昔に素晴らしい高度な技術を持った文明があったのねー
私は宇宙人飛来説派なので、どーしても異星に思いが行ってしまうんだけどねーw
ラトちゃんは物書きさんなのね?(◔‿◔。)?
説明が素晴らし~~~サルにも解るwwwwww