La Fable du Urahoro
- カテゴリ:30代以上
- 2010/09/25 21:16:37
ちょっと寓話っぽいものを。
僕は森に住む動物。何という動物なのか自分ではわからない。森には仲間がいる。友だちもいる。けれども、なによりも、大きな食物連鎖の輪の中にいる。森には僕に食べられる動物がいれば、僕を食べようとする動物だっているんだ。
僕は耳がいい。遠くのささいな音だってほとんど聞き逃さない。
僕は鼻がいい。風の中のわずかなきざしでもすぐに気が付く。
通りの反対側にいる紳士の整髪料のにおいに閉口したことは一度や二度ではない。だからバスの中ではたいへんだ。あ、僕は森にいるんだった。まあそんなかんじ。
僕は足が遅い。見通しの良いところで追いかけられたら間違いなく捕らえられてしまう。徒競走ではいっつも最後かその2番目だ。
そのかわりすばしっこい。直線ではダメだがドッジボールで鍛えた身のこなしは最後の爪や牙を間一髪でかわすことができる。
この森は広い。生まれたときからここにいる。森の向こうに何があるのかは知らない。ここでしか生きられないのかもしれない。
やがて僕も老いていく。鼻や耳は衰えていくだろう。敏捷さだっていつまでもつだろう。そして僕はいつか捕食されるのだ。
そして食べられる、まさにその瞬間に至っても、僕は自分が何物なのかわからないのだ。
関係ないオマケ
北海道には浦幌(うらほろ)というところがあります。人口6千人くらいの町です。ここに住んでいる人達にはある共通点があります。なにかうろたえるようなことが起きると町人は揃って「ウラホロヒレハレ ウラホロヒレハレ」とあわてふためきます。オシマイ。
>rnaoさん
自分も忘れたので調べました。^^;
ホロ → 大きい
例 札幌市、南幌町、羽幌町、幌延町、幌加内町、士幌町、上士幌町、浦幌町、美幌町
他にも 幌向(ホロムイ)、三笠市幌内(この小学校を卒業)、幌別、そしてrnaoさんが挙げた野幌。(まだまだあるでしょう)。札幌には幌平橋(ホロヒラバシ)もあります。
あとホロホロ鳥(チョウ)という鳥がいます。これは鳴き声からですね。^^;
>マナさん
恵比寿、一回しか行ってないなあ。それも昔。
今でも駅前にSLみたいのあるのかしら。
いや、これは思いついた雑文です。ごめんなさい。
ハラホロヒレハレ。
>おのさん
ごめんなさい、変な文書いちゃって。
あのー、ウラヒレハロヒラ
判らないのでうろたえてみます!
ウラホロハラヒレ
ノッホロヒレハレー
ホロの付く地名多いですよね。。??
確か、、アイヌ語で、、???何だっけ??
忘れちゃったよ。。。
ハラホロヒレハレー??