小説「電脳コイル」(宮村優子)
- カテゴリ:日記
- 2010/09/21 01:59:47
アニメ「電脳コイル」は、2007年に第39回星雲賞メディア部門、第29回日本SF大賞などを受賞しているが、小説『電脳コイル』は、アニメ版の脚本も担当した宮村優子が磯光雄の原作をもとに独自の解釈を加え、小説として書き下ろした作品で、第1巻の発売はアニメ版の放送開始よりも先の2007年4月です。第1巻を購入し読んで、面白そうだったのですが、シリーズ本は1冊目だけでは評価が難しいため、その後のシリーズの評価を見ながら、購入予定でした。図書館に在庫があるのを知り、11巻までを読みました。
あとは12巻は発売中で、次の13巻で最終巻とります。
長いシリーズのため9巻までを読んだとき、一定まとめたのですが未完のままになっていたのを、仕上げてアップします。
アニメは見ていないため、どこが違っているか書けないのですが、ウィキ先生によると、「アニメ版とはストーリや設定に異なっている点が多い。アニメ版では省略された企画段階での原設定なども数多く見られる。」とのことです。
具体的には、「電脳メガネの有効期間が6年(7歳から13歳の誕生日まで)とされ、期限が切れると使えなくなる。年齢制限により老人のメガばあや5歳の京子は使用できないことになっている。期間中に完全に壊れた場合はそれで終わりとなる。」といった点が違うそうです。
この電脳世界は、一言でいうと科学的ティストに味付けはされていますが、魔法世界そのままです。電脳トンネル、電脳ミサイルなどの電脳グッズを使った戦いも、魔法戦争そのものです。子供ならば、憧れる世界の中で失われたものを求めて、電脳世界の謎を探求する子供たちが、いきいきと描かれています。特に、子供達の人間関係が通り一編のものでなく、大人と同じように複雑な関係を持っています。そこも魅力のひとつです。
アニメを見た方も、もうひとつのパラレルワールドとして、小説を読むことをお勧めします。
更に詳しくはサークル掲示板に書き込んでいます。
<SFファンの集い>
http://www.nicotto.jp/user/circle/articledetail?c_id=15575&a_id=544571
大好きだったので、録画もしてました。
電脳コイル、そんなに沢山の本が出ていたのですか。
TV版は一通り見たので、本とそんなに内容が違うとは知りませんでした。
てっきり本も数冊だけかと思っていました。
機会がれば、読んでみたいです。