火の魚
- カテゴリ:日記
- 2010/09/20 22:57:10
HHKで、火の魚というドラマを見ています。
何気なく、つけたテレビを見始めたら、おもしろいので見ています。
主人公の作家の言葉に、ひっかかりました。
「死におびえながら、死んだように生きている。」
何かにおびえて、大事なものを見失っている自分を感じました。
大事なものがなにか。
ひどく後悔している作家が、自分のように感じられました。
傲岸不遜な老人が死を畏れ、
淡々とする若い女性が、実は癌であったこと。
言葉の暴力を後悔しているようでした。
死に恐怖しながら、淡々と生きる女性が美しく感じました。
潔く受け入れることはむずかしい。
私の大事なものをキチンと大事にしよう。
後悔しないように。
「必ず死ぬ」
と言う事実。
私は自分が死ぬ時には潔く死ねるように、常に死を意識して生きてきましたが、
数年前父と「縁を切る」といってわかれて以来、私はきっと自分が死ぬ時、または父を失ったときに
死ぬほど後悔するだろうと思っています。(まぁ、自分が死ぬ場合には死に切れんほどってことです^^)
そんなことがわかっているのに
父を許せない私。
父を許したいと思っているのですが、一社会人として、人として許せない。
母を捨て、踏みにじり、都合がよい時だけ甘えに帰り、妹が母のために積み立てたお金さえ
持っていってしまった父を。
許せない。
なぜなら小さなころから父親っ子だった私はきっと父をとても愛しており、だれよりも尊敬していたから。
人とは
面倒な生き物です。
後悔するとわかっているのに。許せない。
もうすこし時間がほしい。
その時間があとどれくらい残されているのかは
わかりませんけどね。
大事だと気付いたときにはもうそれは
自分の前から無くなっていることが多いですからね。
良いドラマですね♪