レインボーフェザードラゴンクエスト その5
- カテゴリ:自作小説
- 2010/09/13 17:59:26
夢のネタ提供 ラト
原案夢に見た方 Yureさま
アレンジ ラト
え~、Yureさんがご覧になった、楽しい夢をもとにお話作ってみました。
テーブルトークRPGの旧ソードワールドの魔法や設定をお借りしました~♪
今回のキャラコス
戦士(ファイター)4レベル
冒険者レベル 4 人間 女性 ローザ(ばら)本名ローズマリー
花咲ける乙女達の一員 一行の一応リーダー(?)
野営の準備で一番張り切ったのは、依頼主のユライアさんだった。
「プロの料理人の名にかけて、皆様に最高のお料理を作ってごらんにいれますわ~お~ほっほっほっほっ♪」
夕暮れが迫る黄昏時、何故か大きめの岩によじ登って腰に手をあて誇らしげにに宣言する。
夕焼けを逆光にして立つその勇姿は、私たち一行の脱力感をいっそう強くした。
私は彼女のハイテンションに、ため息しか出なかった。
朝からずっとあの調子だ。
疲れるという事は無いのだろうか…あの活力は…謎だ。
「あれだな」
アイリスがぽつりと呟く。
「れいんぼーちゃんへの期待が大きいのだろう」
「それだけなのかしら?」
「それだけだ。間違いない」
リリーの問いに、アイリスはきっぱり断定した。
「マダム2000ガメルが元気なら、それでいいじゃないか」
カメリアがそう締めくくって、ユライアさんの行動に悩むのは止めることにした。
ユライアさんは宣言どおりに、すばらしい食事を作ってくれた。
彼女の大八車には最高級の食材と、野外用の調理器具が満載されていたのだ。
私たちが火をおこしたり水を汲んだりしている間に、魔法のように簡易オーブンを組み立て、詰め物をしたチキンローストと野菜スープとを用意して、私たちに振舞ってくれた。
その料理の味は、それはそれは素晴らしいものだった。
塩加減といい、鶏肉の香ばしい焼き具合といい、根菜たっぷりのスープのこくといい、ゆうことなしだ。
欠食児童よろしく、私たちは供された料理を瞬く間に食べつくした。
「ごめんなさいね~こんな簡単な料理で。レインボーちゃんが手に入ったら、お礼に貴方たちにもご馳走しますわよ~♪」
いっしょに大八車に積んできたパンを切りながら、ユライアさんはにっこり微笑む。
食後の口直しにと、パンとチーズと、どうしたものかよく冷えた白ワインまでだしてきたのだ。
この時ばかりは、ユライアさんが天使のように見えた。
これから毎回こんな料理が食べられるなんて!
食い意地のはった私にとっては、毎日が夢のようだ。
この依頼を受けたのは間違いかもと考えたが、とんでもない、あれこれ奇矯な依頼主だが、この料理が食べられるなら!!
私は旨い白ワインの入った木製の杯を掲げて叫んだ。
「ユライアさんに乾杯♪」
「かんぱ~い♪」
他の3人も、なぜかユライアさんもいっしょになって、杯を掲げて飲み干した。
旅の道中はずっとこの調子で、毎晩の食事は宴会状態だった。
毎回、大八車から新鮮そのものの食材と、よく冷えたワインや蒸留酒が出てくる。
よく考えたら、とても不自然きわまりないことだった。
秋とはいえ、晴天が続いて気温は高いのだ。
真昼ともなると炎天下の行軍となる。
それなのに食材は新鮮なまま。
おまけに酒は常によく冷えているのだ。
この疑問に最初に気がついたのは、最も博識な盗賊のカメリアだった。
「ローザ、おかしいよ。いくらなんでも、毎晩食べてる食事の材料が腐らないなんて。ユライアさん、なにか秘密にしてるんじゃ?」
そっと彼女が私に警告してきたのは、3日目の朝だった。
目的地の迷いの森には、今日の午後には到着する。
ユライアさんはハミングをしながら、朝食の準備をしている。
腰に装備した幾本もの包丁を、目にも止まらぬ速さで駆使しながら、新鮮なソーセージに隠し包丁を入れている。
「そういえば…そうだな」
私も今さらながら、彼女の大八車に詰まれた食材に疑問が湧いてきた・・・炎天下でも腐らない新鮮な肉って、いったいなんなんだ?
「ふんふふふ~ん♪お・い・し・いソ~セ~ジ~♪」
私は鼻歌を歌いながら料理を続ける彼女の姿に、なにやら不気味なものを改めて感じた。
あっさり白ワインと、パンとナチュラルチーズはようあいますよ♪
ユライアさんは、どこまで爆走するか。
いっそ野放しにしてみようかなw?
マダム2000ガメル、普通のマダムクレイジーであることを祈ります(;´▽`A``
着替えまでしてくれてありがとう^^
おやつ、喜んでいただきますw
甘さ控えめ、バナナのパウンドケーキはすきですよ~♪
この話しはユライアさんが主役だから、これでええんですw
確かにマダム、爆走しとりますが…^^;、
怖いですかw
確かにある意味、考えをめぐらせたらめっちゃ怖いかもしれないw
大概はそれが正解なんだよねw
あたらずとも遠からずな答えになるかなあwww
私も話を書きながら、このこだわるマダムの料理は激しく食べたいな~と思ったw
晩御飯前に書いてたから余計になあ^^;
(↑なんだかとまらなくなってきた/笑)
それにしても、マダムがどんどん食っちゃってませんか、乙女のみなさんを ^^;
アドレナリン出まくっちゃってる中年女性はやっぱり最強vですね(大笑)
実は氷系の魔法が掛けられていて、大八車は巨大キャスター付きの冷蔵庫だった!!
な~んてオチしか思いつかんかったwww
プロの料理人のマダムが作る夕食、かなり美味しそう~~~
是非とも、チキンと野菜スープを食べてみたい♥