「はい、とほほも～、金銀ブラザーズてへす～」
「え？ちょッ、ちょっちまぁちよッ！」

「は～あぁ、静まれ、静まれ～ぃ」
「ちょっとッ！やめてよ！金ボーヤ！」

「だってよー、銀ボー。オイラ、つくづく自分が嫌になったよ…」
「ねぇ、オイラ達、フツーにニコッとタウンに遊びに来てるんだから、もっと、ニコッと
　楽しもうよッ！」

「銀ボーは、いいよ。そんなに、カッコいい翼があって…、オイラなんて…」
「金ボーヤの、この、無料コインで買える、スペースジェットパックだって、なかなか
　カッコいいじゃん。黒光りしてるし！」

「はぁ、せっかくジーヤから、お小遣いをもらって来たっていうのに、黒ガチャに手を
　出したオイラがバカだったよ…。銀ボーみたいに、青ガチャで我慢しとけばなぁ…」
「でも、黒ガチャで座敷わらしの衣装が、当たったんだからいいじゃん…」

「オイラ、イヌガミが欲しかったんですよ～ぅ。って、いうか、機械仕掛けの翼が一番
　欲しかたんですよ～ぅ、なのに、オイラったら、無駄遣いしちまって～、（涙）」
「じゃ、じゃあさ、宇宙ステーションに行ったら、その帰りに金ボーヤのその、カッコ
　いいジェットパックを貸してくれる？金ボーヤは、この翼を、着けて帰ればいいよ」

「え？帰りは、その翼を貸してくれるの？うわ～！なんだか、楽しくなってきた～！」
「うわッ！ちょッ、あッ、あぶね、ちょっと！にんじん振り回すのやめてくれないッ！」

「あ、ごめん、て、なんで、オイラ、こんながさばるもの、持って来ちゃったんだろ？」
「ねぇ、その、にんじんセイバーって、なにか役に立つときあるわけ？」

「え？　あ、あるよ！これで、火星人を倒した！　　夢を見た…」
「え～ッ！凄いじゃん！そんないい夢見られるなら、オイラにも、今晩、貸してよ！
　ねぇ、どうやって使うの？枕の下に、敷いて寝ればいい？うわー、楽しみ～！」

「うわッ！ちょッ、ちょっと！羽をバタつかせるなよッ！」
「あ、ごめんよ。興奮して、つい…」

「ねぇ、銀ボー、宇宙ステーションって、何かあるのかな？」
「うーん、どうかな？　ねぇ、クローン兵って、いるかな？」

「そりゃいるだろ。あ、キャプテン・レックスがいたら、サインもらお～っと！」
「ジャージャーは、いるかな？ジャージャー・ビンクス！」

「もし、いたら、ミー。ユー、ノ、ファン、デス！って、言って、握手してもらえよ！」
「あ、でも、オイラ、アーツーデーツーが、好きなんだけどな～」

「え？あ、Ｒ２‐Ｄ２なら、ロケットに乗ってるよ。姿は見えないけど、声は聞こえる
　から、Ｃ３ＰＯと一緒に、どこかに、隠れてんだぜ、きっと！」
「じゃあ、ロケットに乗ったら、探さなくっちゃね！」

「あ、ベイダー卿いるかな？」
「黒光りしててカッコイーよね！」

「あ、でも、サイン、クダチャーイなんて、近寄っちゃダメだよ！　いきなり、
　何されるかわかんないから！」
「って、そういう時に、そのにんじんセイバーを、使うべきなんじゃないの？」

「あ、そーか！カロチン・スカイボーヤ様が、この、にんじんライトセイバーで、成敗
　してくれるわー！って、全然、かなう相手じゃないって！即、逃げるだな」
「あ、ベイダー卿が、オイラ達の父ちゃんだったらどうする？息子よ、仲間になれ！
　父と子で、銀河を支配するのじゃ～！なんて、言われたらどうする？」

「うーん、２～３日悩むな。でも、結局、ベイダー卿のお誘いは断れずに、オイラ、
　ダース・ボーヤーとして、生きてくっきゃないかな…」
「って、オイラ達、こんな話ばっかして、スター・トレックファンの人に、嫌がられない
　かな？」

「あ、スター・トレックファンの皆さん、ごめんなさい」
「サンダーバードファンの皆さんにも、ごめんなさい」

「ねぇ、マシュマロマンって、いるかな？」
「あ、ジーヤに、忘れずお土産買わないと」

「あ、こんにちは。え、帽子をもらえるんですか？これ、桜島帽って、いうの？」
「あ、このカブ、カッワイー！え、ダイコンなんですか？でも、カッワイー！」

二人の平穏な一日は、まだ始まったばかりです。

「って、何？ この締めくくり方？」
「カッワイー！」

（って、つ、ついにネタ切れか！　スカイボーヤ失速…）

※この話は、ほとんどフィクションです。


ア、ア、スカイボーヤ、オートーセヨ、オートーセヨ！

ア、ア、スカイボーヤ、ボーソーセヨ、ボーソーセヨ！