鈴の鳴る道
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/09/08 15:38:01
最近、知人が 群馬県みどり市にある「富弘美術館」を訪ねた...と聞きました。
それに触発されて
星野富弘さんの古い詩画集「鈴の鳴る道」を、本棚から引っ張り出してきて
読み返しました。
くわえた筆で書かれた文字も、花も、すばらしいです!
感性がつまっています。
随筆もあらためて読み返して感動しました。
舗装されていないでこぼこ道を
車椅子で通るのは、
振動でたいへんなのだそうです。
ところが、ある人から鈴をいただいて
車椅子に下げるようになってから
「チリーン」と言う鈴の音のおかげで
なごやかな気持ちになり、「でこぼこ道」も
厭わなくなった・・と言うのです。
” 人も皆、この鈴のようなものを、
心の中に授かっているのではないだろうか ”
その鈴は、整えられた平らな道を歩いていたのでは鳴ることがなく、
人生のでこぼこ道にさしかかった時、揺れて鳴る鈴である。
星野さんはそう、書いておられました。
知人の話しでは、
空のへや・海のへや・風のへや・・ があって・・
見て、触って、感じて・・
楽しめる部屋がいっぱいなんだそうです!
そしてウッドデッキ・・・
美術館へ行ってみたくなりました〜〜
自分の身に起こったこと..運命として受け入れるまでには
たいへんな時間と様々な葛藤があったことと思います。
「私、五体満足で何してるんでしょう?」..と気づかせてくれます。
花と詩と・・素朴さの中に共感を覚えます。
非凡であることも..平凡なことが柔らかく包んでくれる..というのです。
平凡のありがたさ、教えてもらいました。
もともと絵心のあった方なのかしら・・?
星野さんの詩画集を見ていると、そんな思いが過ります。
瑞々しい感性があれば、描けるものなのでしょうか・・・
文字も、初期の頃からみると、とても整ってきています。
計り知れない努力のたまものなのでしょうね〜
勇気づけられました。ありがとう♪
加えて、何気ない文章だけど
心に響くものを書いている方ですね。
私も美術館に行ってみたいです~
是非読んでみて下さい。
感動と勇気をもらえますよ。
友人から、最新刊「種蒔きもせず」...も、いいですよ、と
薦められました。
私も 探してみます^^
そんな鈴をみんなが持っていて、みんなが耳を傾ける
ことができたら、素敵なことでしょうね。
ご本が出ているんですね^^ チェックしてみます^^