まさまささんの日記 | ニコッとタウン

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作家　貴志　祐介

カテゴリ：日記
2010/08/25 03:36:11

最新作　悪の教典　を先ほど完読しました＠＠

かなり分厚い上下巻ものですが
前作の「新世界より」が抜群によかったし
上巻には作者サインもありましたので
盆休み後半のメインにと考えていました！

以下は引用です

内容紹介

とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。

内容（「BOOK」データベースより）

学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。

といった内容・感じなのですが、
a●azonなどにでている
皆さんのレコメンドどおり
読後感はよくないですかね＾＾；

主人公がかなり逸脱しているので
共感しにくい。。。

一気に読ませる筆致力は健在ですが
わけもわからず
ダーク　サイド　オブ　ザ　ムーンを
見せられた感があります。

あえて狂気の振り子をギリギリまで引っ張り上げ
間逆の世界を際立たせる一方
読者のガードや反応を引き出させることには
成功したんじゃないでしょうか

貴志ファン以外にはお薦めしません

ただ、ラストのツメが甘かった（先が読める）ので
らしくないなあ　ストーリーの推敲に疲れてしまったんだろうか　と感じました

確かにこの世の中は相反する２極から成り立っています。
狂気　vs　正義　の図式を物語りに選び
格闘していることは伝わってきます。

動物としての人間が殺戮のターゲットにされている
ゲーム的なところが
健全な一般読者に嫌悪感を抱かせています。（と思います）

繰り返しますが、読後感がよくないんですよね。。。
主人公の行動で殺人以外の選択肢もあるとバリエーションが広がったのに。。。
性格設定は徹底してますｗ

次回作に期待です