夏休みなので　僕は　母星に帰ることにした。
僕の母星は　地球から２２２万光年も離れているので普通の方法では移動できない。

実は　僕の身体を素粒子に分解することにより、瞬間移動が可能となる。

身体全体を高速回転させ、「タキオン」と呼ばれる素粒子に分解する。
残念ながら、地球ではこの素粒子「タキオン」はまだ発見もされていないが　僕らの星では普通に利用されている。
「タキオン」は質量が虚数であるため、移動速度はほぼ無限大である。
僕の身体を、この「タキオン」に分解させ、移動した後、「タキオン」をつなげ合わせ、組み立てなおすことにより　再び僕の身体を復元させるのだ。

ただし、非常に長い距離を移動すると、「タキオン」の一部が遅れて到達したり、他の物体のタキオンに入れ替わってしまうという可能性がある。

母星に到達して、今この文章を書いている僕は　まだ「耳」が届いていない＾＾；
そういえば・・・目の形が少し変だ・・・足のつめが2つしかない＞＜；


また　離れた星と話をするには　電波では時間がかかりすぎるので　「波動」を利用する。
「波動」とは、いわば「テレパシー」のようなものだ。
ただし、神経を集中しないとうまく伝わらないし、また　距離が離れると　雑音やテレパシー同士が混信してしまうことが多い。

それでは　　「波動」で　地球にいる君に伝えることにしよう・・・・。

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今　地球を離れてみてわかったんだけれどさぁ

雑音＜・・・・ﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ　$&&^^^ ｶﾞｶﾞｶﾞｰ　＞
混信＜あのさー　牛丼がね～＞

地球人の君ってさぁ・・・

雑音＜ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞー　ﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛ～　・・・
混信＜安いんだってぇ～
雑音＜ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ・・・・＞

とても　ステｷ・・・　と思う・・・

雑音＜ﾌﾞｽﾌﾞｽﾌﾞｽ・・・・ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ・・・ﾊﾟﾋﾟﾌﾞﾍﾞﾎ・・・＞
混信＜食べたいぁい～・・・・＞

今だから　言うね・・・・

雑音＜ﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟゥ～＞　
混信/雑音＜帰りに　ｼｭーｼｬｰﾋﾟｰﾋﾟｯ　大根買ってきてね・・・・＞

本当は　君のこと・・・ス・

雑音＜ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ・・・ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰ　ﾍﾞｰﾍﾞｰ　アカンベ～　ダ＞

なんだよ～　＊＾＿＾＊

じゃぁ　明日カエル　ネ！

雑音＜ゲロゲ～ロォ～＞
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僕のこの気持ち　地球の君に伝わったかなぁ・・・なんか恥ずかしぃ～＾＾；