~争いのない世界~*新しい出会いⅢ*
- カテゴリ:自作小説
- 2010/08/17 03:36:35
月やさらわれた3人の気配を追ってついた場所は月の基地だった。
入り口らしきものは見当たらず、唖李須が格闘技で基地の壁を破壊し、穴を作った。
月の家来を倒しつつ、カメラを電気で破壊しながら突き進む玲達。
この先に何があるかも知らずに、玲はとにかく走った。
玲「だー!なんでこうなるのよー!」
気配をたどって走っている中、後ろから月の家来達が追いかけてきたため玲たちは逃げていた。
最初は魔法で倒してたりしていたけど、なかなか数が減らず、しょうがなく逃げることにしたのだ。
美波「まずい!分かれ道だ!」
美波が指を指した方向には、2つの道に分かれていた廊下だった。
家来達から逃げているけど、多少の隙間があるから立ち止まった。
玲は気を集中させ、気配を探っている。
そのとき、おかしなことに気がついた。
道は2つのはずなのに、見えない場所から気配があった。
おかしいと思っているが、そう悩んでいるうちに家来が追いついて来た。
美波「おい、道はどっちなんだ!?」
玲「こっち!ついてきて!」
そういって玲が進んだところは2つの道のどちらかじゃなくて、左の壁に走った。
唖李須「ちょっと待って!そこは壁…」
唖李須がすべて言い切る前に、玲は壁の向こう側へ消えた。
美波たちはびっくりして立ち止まってしまったが、驚いてる暇は無いと思い、玲に続く。
その先には、月達がいた機械とか色々置いてある中央広場だった。
美波たちについてきたのか、月の家来達がまた追って来た。
玲は回復してきた魔力を使い、一気になぎ払おうとしたが、美波は剣を構え、言った。
美波「ここは私らが食い止める。玲は先に行ってくれ」
唖李須「そうそう。せっかくここまで来たのにあいつの目の前でやられるわけには行かないでしょ?」
唖李須は美波が言った後、付け足すように言った。
4人はそれぞれの武器を構える。玲はぐっと歯を噛み締めた。
玲「ごめん…。有難う」
玲は振り返って走り出す。
後ろには、剣の刃と刃をあわせた音や、魔法を放つ音、バキッという鈍い音が聞こえた。
また人任せだ、と玲は思ったが、まずは自分の事をやり遂げる事が優先と考えた。
月「遅かったじゃない。何してたの?尻尾を巻いて逃げたかと思ったわ」
月の挑発に、玲はイラッと来たが、これはすべて月の作戦。その作戦に乗ってしまわない様に一度深呼吸してから負けじと言い返す。
玲「あんたが使った魔力の回復を待っていたのよ。悪い?」
月「………」
おそらく、玲の言ったことで月もイライラしているだろう。
お互い何かを言ってから、玲は光の大剣を出し、月は闇の杖を出した。
二人はそれぞれの武器を構えた。
カチカチと時間が進む。
5分もたっても二人はピクリとも動かない。
すると、二人同時に前に動き出す。
この中央広場にいるのはさらわれた3人・月・玲の5人だけ。
玲と月の一対一の勝負。
それぞれの武器の属性が違うため、力は五分五分。
魔力では玲のほうが遥かに上。
だが、魔法の破壊力は月のほうが強い。
どちらが先にやられるか…
中央広場に5人しかいないはずなのに、どこかで2人の戦いを見ている小さな影があった…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~続く
3話目です!
出来るだけ一日に一回は書こうとしてるんですけど…
無理です(オイw
小さな影は何でしょーか?
感想待っています!
指直りました♪