Nicotto Town


目指すは須らく予想の斜め上。


文月七日、七夕である。

 今日は文月七日、旧暦7月7日、七夕である。是非、空を見上げて織姫と彦星を探してほしい。

 私は以前から、自然観察を行っていくときには、旧暦を意識した方がいいと繰り返してきた。もともとも由来が農事暦であり、太陰太陽暦である旧暦は、月の満ち欠けや自然の移り変わりにうまく合っている。自然を見ていく身にとっては、至極都合のいい暦だ。

 例えば、七夕である。新暦では7月7日、この時期はまだ、梅雨の最中であり、天気は不安定で星見には向いていない。さらには月齢も不定で(ちなみに、今年の7月7日の月齢は24.7であった)、運が悪ければ満月に当たってしまい、星見には最悪の条件である。
 これが、文月七日、旧暦7月7日であると、月齢はいつでも7日前後(今年は月齢6.0)、梅雨も明けて天候も安定している時期である。星座早見盤で織姫・彦星の位置も確認してみると、晩酌がてら見上げるのにちょうどいい高さである。

 行事としての七夕には、盂蘭盆会(文月壱拾五日、旧暦7月15日)の行事と関係があるともいう。時期的にはやはり、旧暦で考えるのがぴったりくる

 さて、みなさん、庭先で星空を見上げて晩酌でもどうだろう……。





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