思い出の名作絵本 岡本帰一
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2009/02/24 00:12:43
岡本帰一のコドモノート,コドモノクニ
1920年代の絵本をひもとくと
岡本帰一さんという児童画家に
めぐりあいました.
古本屋さんで.
赤い鳥傑作集/坪田譲治編
(新潮文庫1955初版1971年31刷 刊)
という,
大正の「童話と童謡を創作する最初の文学的運動」
として鈴木三重吉によって創刊された
『赤い鳥』という雑誌をまとめた本にであいました.
『赤い鳥』をよみながら,岡本帰一さんのノスタルジックな
かほりのする絵をみてすごした休日の日々.
文化には,歴史のつみあげがあって
コドモたちがきゅんとなった絵や言葉があったこと
どこかに,西洋からの異国のかほりが
ひめやかに,しっかりと,かぐわいでいて,
そのモダンな風は夢見るちからになっていたんだなぁ...
僕が洋楽のジャケットやそのゆらぎにこころゆさぶられるのも
この時代のおしゃれな先端に西洋があったのと
すこしも,スタイルはかわってはいないんだなと
海の彼方を,夢見ること,のすてきにたどりつきました.
こどもの日に年に一度,ひらいてみるようになった岡本帰一絵本は
思い出の名作絵本 岡本帰一
(らんぷの本 河出書房新社2001.8.30初版刊)
です.むねがしめつけられる絵がつまっています
ノスタルジックな絵柄のなかに、ハイカラでモダンな香りがして、
D.J.moonさんんが仰る、「夢見る力」の元になっていたんだろうと想像ができました。
私も空想することが小さい時から好きでした。
それは、西洋からの香りに限定はされてはいませんが、
絵や文章や音からインスピレーションを感じて、夢の世界に想いを馳せる事は変わらないと思います。
ブログでご紹介頂いて良かったです。
ここにもまた、私の魂を揺さぶるものがあったのだと感動しています。