京へ筑紫に坂東さ
- カテゴリ:日記
- 2010/08/03 06:21:23
菜の花や 月は東に 日は西に
言わずと知れた、有名な蕪村の句ですが、
これを文法的に、少し見てみました。^^
室町時代の語法で正しくは、「方向 へ 場所 に」と使い分けます。
それを基に、16世紀のことわざは「京へ筑紫に坂東さ」と、地域差を揶揄します。
単純に考えると、
方向を意味する名詞「東」「西」に続く助詞は、本来「へ」なのですが、
「東」「西」を、月と日がある場所と考え、「に」を使っているのです。
こう理解すると、詠まれている情景が静的なものになり、
美しい自然の一瞬を切り取った情景が浮かんできません?^^
おぉ!^^
お帰りなさい。。
教養の蓄積とは、途中で挫折するものです。。(≧ω≦)b
教養の旅から戻ってきました…
途中で挫折して…
はい。。^^;
文法や語法なんて、何を基準にするかで、同時代でも違いますから、
学者の門閥によって言うことは違うんですけどね。。
また、ちなみに。。
現在の東京で流布してるマナーってのも、前田侯爵家の作法に基づいてますから、
侯爵家以上の家格の方々にすれば、「はぁ~~?@@?」って感じみたいですよ。^^;
手塚治虫の漫画にも「全然いい」って出てくるんです
僕自身は間違った使い方も、柔軟性があっていいな~と思ってマス
でもネットで最近多い、この「は」の使い方は何故か気になる;
「夏は暑いわ疲れるわで・・・」→「夏は暑いは疲れるはで・・・」
僕は前者じゃないと許せないんです
ありがとうございます。。^^
ちょっとした事でも、考えると面白いですよね。。
余談ですが、「全然いい」が間違った使い方とされるのは、
ここ最近(100年くらい)東京弁が主流になってからで、
本来の語法では間違いではないと聞いたことがあります。。^^
!?
どうした!
戻ってこ~~い。。^^
そう!
深く心を共有するためにも、伝達手段としての言葉は大事ですね。。^^
比べてみると、「へ」だとすごい動いちゃうなあ
「に」のほうが全然いいです
「全然いい」も、間違ってるけど定着し始めてますね
思いました。確かに情景が静かに浮かんで
なんだか幻想的なものを想像しちゃいました。
言葉の響きって、素敵ですね。
そうでしょ。。
御所言葉や上方言葉では、身分、職業で、厳格な使い分けがされていましたので、
今でも、言葉の厳しい方々とお話しすると、標準語以上に気を使います。。^^
助詞の語感は、地域差が出るみたいですね。。^^
「へ」を「に」に・・・
一つの文字でこうも違った感じになるとは
「へ」を使うと、直截的な語感になりますね、「に」を使うと、未来的に行くという感じがかもし出されていい感じです。