「借りぐらしのアリエッティ」
- カテゴリ:映画
- 2010/08/02 18:53:29
土曜日のレイトショーで見てきました。
「借りぐらしのアリエッティ」は、宮崎駿さんが今までの作品で追求してきた「人間と自然」というテーマに沿った作品です。
いろいろなレビューでも、この点の評価が「中途半端に終わっている」あるいは「物語性は薄いけどこれで良い」と2極化しています。
「風のナウシカ」から始まる初期の作品では、このテーマが全面的に押し出されていましたが、それが必ずしも成功を収めていた、とは言い切れません。
「風のナウシカ」のアニメでは、無理に詰め込みすぎていました。それは、漫画の方を見れば歴然です。見終わった後の感動は、漫画の方がはるかに上です。
「もののけ姫」でも、ラストは人間と自然との妥協の共存で、結論は描ききれませんでした。
そうした反省から今のジプリ路線は生まれてきたと思います。前作の「崖の上のポニョ」でも、テーマはサラっと流されていました。
この作品でも、個々の箇所ではテーマに追求する点がありながらも、それ以上の深追いはしないで流しています。
これは、小説でいうと短編で、そういう味わい方をすればいいのではないか、と思います。
今回、人間と自然というテーマについて、今まで以上に人間(翔や家政婦)という立場、自然(アリエッティたち)という立場からの視点を明確に分けています。
この映画を見た人が当然思うことだが、人間たちから、いろいろな物を借りて暮らしているアリエッティたちだが、人間から見れば物を盗んでいることになります。
だけど、人間たち自身が自然から石油・鉱物資源・動植物等を借りて(盗んでい)生活していることを忘れてはいけません。こういったメッセージが裏にあるの秘められているのだろう、と思います。
アリエッティたち小人の生活が生き生きと現実感を持って描かれています。「借り」に行く時、釘を壁に打ち付けて通り抜ける足場になっていたり、壁のコンセントカバーが外れるようにしてあり、そこから壁の中に入れるように改造してあったり、いろいろな工夫がされています。
ポットからカップにお茶を入れるとき、表面張力が大きいので、お茶が丸まってカップに注がれるなと、細かい描写にも気を使っています。
人間の翔とアリエッティは、意見がお互いにぶつかり合いながらも、お互いに対する理解と信頼を深めていきます。誰かが書いていましたが、これがディズニー作品でしたら、二人の関係を淡い恋愛関係まで持っていって、ラストの別れを更に盛り上げたのではないか、と。
二人の淡い友人関係が終わり、それぞれの未来が希望へと続く可能性を示したラストでも、それはそれで良いのでは。
こんな風に考えてみることないから、勉強になります♪
ジブリの作品では「耳をすませば」が一番大好きです(o^―^o)
なんだか淡い初恋を思いだしたりฺ(◡‿◡ฺ*)❤ฺ
アリエっティ・・・あんまり評判よくないってきくのですが一回は見にいかなくっちゃ♪
ブタ(=^‥^=)ちゃんが好きなのですよ(*^‥^*)
我が家では常に小人が生息していることになっていますが…。
(食べ物が無くなったりしていると「誰が食べたの!」
…し~ん 「き、きっと小人さんが食べたんだよ!」みたいなw)
ジブリではラピュタが一番好きですかね。
アシタカとサンの未来を思い描いたとき、どう考えてもあれはハッピーエンドじゃないだろう、と。
将来的に二人のあいだに子供が生まれたとしたら、サンは子供のためにも人のあいだで
生きるのがいいのか、それとももののけたちとそのまま森で暮らすのがいいのか
悩むのではないかな~。
まあしょせんおとぎ話と考えれば、「両方のいいとこどり」「共存共栄の可能性をさぐる」
という希望的観測もありなのかもしれませんが……
どう受け止めてよかったのか、理解に苦しみましたが
おやすみさんの説明を読んで、ようやく理解できたように思います。
深すぎて分からなかったのではなく、簡略すぎて分からなかったのですね。
最後の終り方は。。。
私的には、正直納得できませんでした。
翔の今後が気になって。。。
ぽにょも何で人間にならなければいけなかったのか
理解できず、涙してしまったし。。。
風の谷のナウシカが、一番好きかなって今も思っています。
観に行こうかとうしようか迷っていたところなので助かりましたw
そうなんですよね、意図も簡単にくっついたりするのもどうかと思います。
もののけも見終わって『えー意味 わかんな〜い。』と言ってる人が居ましたがw
おやすみさんに同感ですね^-^v
今度 観てきますね〜^-^v