色彩の詩人 シャガール
- カテゴリ:日記
- 2010/07/23 22:34:56
<公式HP>
http://marc-chagall.jp/
「シャガールーロシア・アヴァンギャルドとの出会い」展を上野の東京芸術大学大学美術館で観てきました。
シャガールの故郷のロシアのヴィテブスクの想いが息づいた作品が展示されているのが特徴でしょう。
「イカロスの墜落」
太陽に近づいたためロウが溶けて羽が取れてしまったため、墜落するイカロスの下には、シャガールの故郷であるロシアのヴィテプスの風景が広がっています。街の人々が墜落するイカロスを見ています。そんな作品です。 シャガールは、老年になってもまだ未熟である自分の姿をイカロスの姿に重ねた、といった評論がありましたが、それだけだとは思えませんでした。
墜落するイカロスの表情、それを見守るヴィテプスクの人々の表情が無心に自然に見えたからです。
高みには到達しえなかったイカルス、しかし、それは禅の心のように、それで良しなのです。そうしたなかで、故郷との繋がり・きずなを再確認しています。
風景の後方の赤は、シャガール自身のまだ失なわれていない情熱を示すものでしょうか。
会場では、シャガール自身へのインタビューもあるドキュメンタリー作品を上映していますので、時間の余裕がある人にはお勧めします。上映会場が一杯で、後ろから立ち見で少ししか、見れなかったのが残念でした。
シャガールとピカソとの仲が良かった、という俗説がありますが、シャガールの娘へのインタビューの中で、シャガールとピカソが同じ焼き物工房で通っていたことがあったが、お互いに顔を会わせないように、1階と2階に分かれて作業していたことなどが語られていました。
上野の緑の森の中での美術鑑賞の一日、こんな日もいいのでは!
それだけ、日本人にはシャガールが好まれているようです。
絵の題材も日本人好みの点もあるかも知れません。
特に、先妻のバラ、後妻のババを描いた作品の前は、今回も人集りが多かったように感じました。
私とシャガールとの出会いは、まだ中学生だった頃、
(かなり昔ですw)
小樽の美術館(今は閉館;;)で観たシャガール展でした。
ベラとの結婚式で、自分が空を飛んでるみたいな絵が
すごく好きでしたね~。
写真とあまりにも違う、実物の絵の色深さと美しさに涙が出てきましたけど、
今はもう、あの頃みたいな純粋な心は無いから、泣けないかもしれない!
難しいことはわからないんですが、
よくよく見ると天使とか、すみっこの方でなんか色々飛んでたりしますよねw
ああいうとこも好きです!
その後大学時代にニース、パリ等何度か行き、いっぱいシャガール見たけど、
やはり、いっぱいあってはいけないと思いましたw
絶対日本で観るべきなんだと思います!(意味不明w)
最近は美術鑑賞から遠のいているので行ってみたいです。
「ロシアとロバとその他のものに」
の空の深い色合いが好きです^^
シャガール展は気になっていて行きたいと思ってます^^
ドキュメンタリー作品の上映なども見てみたいです☆
ありがとうございました^^
浮遊してる感じの絵がいいなぁなんて思いました。
いつも空を飛んでるみたいで・・・
抽象画に足をつっこむ時に 参考になる方なんですよね〜^-^
私は、そっち専門なんですよ〜w
なので本場でも結構 ヨーロッパは、地図もってウロウロしてきましたよ♪
美術館巡りも楽しいですよね^-^v
http://www.salvastyle.com/index.html
残念ながらシャガールは所蔵されていないようですが……
インターネットで古典絵画展覧会が楽しめます♪
シャガールというと私が真っ先に思い出すのは、やはり「私と村」です。
馬と男性(シャガール本人?)の、互いを見つめる慈愛のまなざし、
画面を分ける澄んだ青、深い緑、あざやかな赤。
見ているだけでほのぼのとしたもので胸が満たされるようです(^_^)