与 勇輝さんの『うたた寝』
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2009/02/20 00:03:18
与 勇輝さんの『うたた寝』
今世紀初頭の思い出の展覧会でのことです.
120体の郷愁とぬくもりと命あふれる人形をあつめた
ATAE YUKI展になんば高島屋でかけました.
そこでみたものは,詩情あふれる表情の世界
うしなわれた,さわることのできない
無邪気な光景でした
えほんになっていて
そのときの幾体かはおもいだすように
ぺーじをひらくと再会できます
与 勇輝 人形絵本 / 神様のかくれんぼ
2000.11.25初版2001.6.10再版
角川書店刊
中でも,うたた寝(A Nap 1995-1996),という作品
のそこはかとない,風情は,めをつぶると
イメージそのものになって,ふんわりと
脳裏にうかびあがってきます.
なつやすみの..ひややかなかぜ,と
どこかから,わらべうた,が,,
たーんすながもちあのこがほしい...
こんな,すてきな,作品を創るひとは
いったいどんなひとなんだろう...
そうおもっていたら,握手をしていただいて
勇輝さんにふれることができました.
この人の手は日本人の宝だなぁ,,と,
やわらかな表情の偉人さんを
まぶしいように感じ,見つめた,おもいでです.
人形は大好きで色々見たりします。
この方の作品は魂が入っているかと思えるほど、本当に表情が細やかですね!!!
わらべ歌や仕事歌が聴こえてきそうな人形達の姿から、
日本の古き良き時代に自分が誘われたような感覚に陥ります。
人の想いって素晴らしいですね。
与さんの日本を想う心が映し出された人形達、
きっと誰の目にも郷愁を誘うでしょう