晴明神社、晴明井、晴明塚、晴明橋(茨城県明野町)
- カテゴリ:その他
- 2009/02/18 18:54:56
晴明神社、晴明井、晴明塚、晴明橋(茨城県明野町)
出典:未詳
明野町は晴名生誕地との伝説があり、晴明の子孫といわれる家に晴明神社がまつられている。神社のすぐ左に晴明が産湯に使ったといわれる晴明井がある。かつてはここに湧く霊水を求めて多くの人が訪れたが、今は涸れてしまった。荒俣宏によれば井戸を取り囲む木の切り株が五芒星を形作っているという。(『日本妖怪巡礼団』)
近隣に疫病が流行した時、晴明が疫神を祓うために矢を放った場所に晴明塚がある。矢の落ちた所は筑波大付近で、そこから「一の矢」という地名がついた。晴明橋は、晴明が明野を離れる時、名残を惜しんで暴れた馬が蹄の跡を残したといわれる。現在、橋は架け替えられ、橋に使われた石は石碑になっている。晴明神社のあるのは高松家。晴明は常陸国猫島村(現、明野町猫島地区)で生まれたと「ホキ抄」(国立国会図書館蔵)に記されている。また、高松家には江戸時代作と思われる「晴明伝記」が残されていて、「ホキ抄」と同じような記述がある。「晴明伝記」の版木もある。
晴明橋はどんな大水にも冠水しないように晴明が造ったという話もある。高松家は晴明稲荷神社を祀っている。晴明出生地は京都、大阪の他、和歌山、讃岐、出羽等の説がある。「晴明伝記」によると、幼少の頃常陸国筑波山で修行し、鹿島神社で祈願している時に、烏の鳴き声で朝廷の病を知り、上京したという。
アクセス
JR水戸線下館駅からバスorタクシー
バスは下館発真壁行(関東鉄道)で東猫島下車 歩10分