チベットにて3
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2010/07/09 11:28:48
写真
http://tabj.web.fc2.com/shasin/ganden.html
ガンデン寺へ。
3日遊の2日目だ。
ガンデン寺はラサから50キロほど離れた場所にあるので、マイクロバスで行く。
なかなか一人で行ける場所ではないのに、ヤクホテルに移った日本人はほとんどこなかった。
もったいない。
朝のうちは雨が降っていたが、荒野を走るうちに止み、川のそばを通るとき、大きな虹が見えた。
見学時間は11時半から3時まで。
長いかなと思ったが、仏像を見、仲良くなった小坊主と一緒に裏山に登り、岩の上を渡り、ヤクを追い、ヤギにまたがり、坊主の問答風景を見ていたら、あっという間に終わってしまった。
この寺は、広い。
ひとつの小山全体が寺になっているのだが、廃墟も多い。
最盛期には3000人とも6000人とも言われる僧侶が修行していたというが、60年代の文革で徹底的に壊された。
81年に修復が始まり、今は本堂といくつかの僧坊が建っている。
まだ新しいので、本堂のエンジ色も美しい。
若い僧の多い活気のある寺だが、経緯が経緯だけにチベット独立への意思も強く、私のような無知の外国人にも熱心にチベットは独立が必要なんだとこっそり話した。
こんな風に意思の疎通が中国語の筆談なのが悔しい。
チベットにはチベット語があるのに、と書かれ、申し訳ない気持ちになる。
私はタシデレ、という挨拶しか話せなかったから。
ただ、リンコル(寺の周りを1周する巡礼路)を案内してくれた小坊主は本当に好奇心旺盛なただの子供で、人一人通るのがやっとという感じの恐ろしく険しい道をひょいひょいと渡ってはこっちこっちと私たちを手招きし、すばらしい景色を見せてくれた。
眼下にはパステルカラーの平野と川の流れ。
その向こうに累々と連なる山々。
青い空。
足元の荒地には岩と岩の間から草が生え、可憐な花を咲かせている。
鳥が鳴き、蝶が飛ぶ。
この険しく厳しい土地は、なんて美しいのだろう。
小坊主がカメラを触ってみたいというので、写真を撮ってもらった。
下山すると、大急ぎで走っていく。
問答の授業が始まっていたらしい。
問答というのは4,5人の輪になって、その中の一人が立ち上がり、仏教上の質問をしながら儀式用の帽子をバシッと叩く。
すると周りの坊さんが大声で答えを言う。
真剣なグループあり、笑いながら小突きあうグループあり。
あまりふざけた子供は上級者らしい坊さんに帽子で尻をつつかれたりしているが、楽しそうだ。
さっきの小坊主がこっちに気づいてそっと手を振ってくれた。
ヤギは、バス乗り場まで降りたらいたのだ。
普通のやつより大きめの、がらがらどんの絵本を髣髴させるようなやつ。
そいつが草をもぐもぐやりながら、横長の瞳孔の目でこちらをちらちら見ている。
またいだらちょうどいい大きさかも、と思ったらやりたくてたまらなくなり、またいで写真を撮ってもらった。
迷惑そうなヤギの顔。
お詫びにさっき岩の上で食べたりんごの芯をあげたら、ぺろりと食べた。
持ち帰ってきて、本当に良かった。
帰りのバスでは爆睡。
気がついたらもうホテルだった。4時半着。
また八角街を回り、食事をし、ヤクホテルに寄る。
今日からSHOTON FESTIVALだというので、ヤクホテルの中庭ではホテルの振る舞いのビールが出、ロック音楽ががんがんかかる中、みんな踊っていた。
へえ、と思いながらバナクショーホテルに戻ると、こちらは大きなテントの中でチャン(チベット酒)を飲むだけ、という静かなもの。
ちょっとがっかりだが、今までチャンを飲む機会がなかったからちょっと嬉しい。
明日残りの日本人もみんな出るので、この部屋は私だけになる。
また誰か入ってくるだろうか。
昨日激まずのヤクバーガーのことを書いたが、現在は外国人向けカフェで改良を加えられ、ジューシーでおいしいものに変化しているそうだ。
アドバイスありがとうございます☆(*@▽@*)/
やはり写真があると、わかりやすいですよね。
今プロフィールのところに以前の部分の写真のアドレスを入れてありますが、もうちょっと暇になったらブログに追加しておきますね。
大学4年、大変ですね。
私ももうこれからは長い自由は利かなくなるから、と思って卒業旅行にインドに行きましたっけ。
是非今からちょっとずつお金をためて、どこに行こうかな~なんて興味のある国の本でもぱらぱらしてみてください。
もし行けなかったとしても、興味を持って本を読んだ国がニュースにでもなったら気になって見るでしょう?
それは心の中で旅をしていることですよね^^
ジョバンニさん
今まで画像をサボっていてスミマセンでした。
といってもサイトの使いまわしなのですが^^;
写真が変色してしまっていますが、ネガを紛失してしまっているのでこれしかないのです。
あんな険しい巡礼の道を五体投地しながら移動するのですから、すごいですよね。
やはり画像があると見やすいですね。
あんな絶景を見てしまうと価値観が少し変化しそうですね。
どういうところか一目瞭然でしたっ@0@;
グリコさんの日記、読んでいくうちに、いろいろ、思うところがあって、
ぼくは、なぜか涙ぐんじゃうです・・(*@_@。)・・
人々と宗教の関わり、いろいろな歴史的な背景、建物、
それでも、そこにある超然とした自然の風景と動物たち・・
ぼくも、大学4年生になっちゃって、もう大人になっちゃう、
その前に、こういうところに旅、行きたいと思うんです・・☆