Nicotto Town



雲雀育成日記3☆

2の続きです^^


ただいま、絶賛"恭弥くん"のターンで私とツナとその他もろもろ
(いつの間にか混ざってた山本と、半ば無理やり参加させた獄寺)

「へっ、ここまで来てみやがれ!」

「…!かみころす!」

「ちょ、獄寺お前、いたいけなそんな可愛い可愛い雲雀さんに何言わせてんだよ!!雲雀さんが捕まえる前に私がお前を捕まえて地獄に落とすぞ?!」

「美香、いつもとキャラが違うっ!」

「はは、たまには鬼ごっこも楽しいのな!」

ごめん、ツナ!でもやっぱりあんな可愛い恭弥くんから、
かみころすなんて台詞聞きたくないよ……

確かにっ、確かに可愛いとか一瞬でも思った私がいるけど…!
でも、でも、数年後にはそれを言いながらトンファーを
振り回すところを考えるとやっぱりいわせたくないんだよ!

そして、山本お前はやっぱり空気読め!(雲雀さんを見せたときの反応が「すっげぇ、雲雀に似てんな」だった時はさすがに驚いたよ!)

恭弥くんは息を乱しながらも、走り回る。さすが子供。体力にそこはないらしい。


「美香おねーちゃっ!」

「うっわ、恭弥くん?!」

少しだけ考え事をしている間に、
いつの間にか恭弥くんは私の後ろにいて、私の腕にタッチをしていた。
やられた…でも、可愛いから別に良いかと思っちゃったりしてる。

そんなことを考えてると恭弥くんは私の手をつかんで、
「おねーちゃん、僕眠い」と小さなあくびを零しながら言った。


時刻はただいま昼ちょっとすぎ。
子供の昼寝の時刻だと言われても納得がいく。

追いかけっこを始めようとしない私と恭弥くんの様子に他のメンバーが私達のほうへと走りよってきた。


「あ、雲雀さん眠いんだって」

「そっか……確かに、この時間にランボとイーピンよく昼寝してるしな」

「チッ、めんどくせ「それ以上言ったら、獄寺私も容赦しないよ?」」


「まぁまぁ、落ち着けって二人とも。ほら、ヒバリの奴もう眠そうだぜ?」


私の手を握り締めたままうつらうつらとしている恭弥くん。瞼は今にも閉じそうで、私達は一気に声のトーンを小さくした。

それにしても立ったまま寝ようとするとは器用な子供。



「俺がだっこしてやろうか?」



そう言って手を伸ばした山本の手を雲雀さんはペチンと可愛いくはじいた。
これが数年後にはトンファーで殴る凄まじい破壊音に変わると思うと涙が零れそうになる(我慢だよ、私)(あぁ、だけど心を中を流れる涙はとめれそうにないや)


「……美香おねーちゃんが良い」


「へっ?」


「はは、そうか!美香指名が入ったぜ」


いやいや、指名がはいったとかじゃないよ山本。
私、女の子だよ?さすがに今の雲雀さんをだっこしたままツナの家まで戻れるような体力と力なんて持ち合わせてはいないんですよ?


だけど、ふと視線を落として雲雀さんの顔を見れば、
こちらを可愛いらしい顔で見上げていて……
あ、うん。私はどうせNOとは言えない日本人代表だからね・・・。


「恭弥くん、おいで」


そう言って雲雀さんのわきの下に手をやり雲雀さんを抱きかかえる。
やっぱり重たいな、と思いながらも私の首に
手を回してくる雲雀さんが可愛くて可愛くて、それはもうたとえ様のないくらい可愛いもので頬にあたる雲雀さんの真っ黒な髪がこそばゆかった。

雲雀さんの背中に手をやり何回か撫でてあげる。
そうすれば、ものの数分としない内に雲雀さんの口からは
規則正しい寝息が聞こえて来た


「美香、重かったら代わるからね?」


そうツナには言われたものの私は結局ツナの家につくまで
雲雀さんを抱いたままだった。

その後、すぐに特殊弾の効果はきれたのか、
雲雀さんはいつもの雲雀さんに戻っていて、
とりあえず私が抱きかかえている時に元に戻らなくて良かったとホッと息を吐いた。


視線の先には綺麗な寝顔をしている雲雀さんの顔。
あの可愛い恭弥くんにはもう一度会えないものか。

「美香おねーちゃん」と言ってきた恭弥くんの声を思い出しながら、
ふとそんなのことを考えていた。


* * * * * * * * * 
はぃ、雲雀さん編が終わりましたw

次の標的は獄寺ですww

うん、暇が出来たら

載せますww




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