゜・*:.。.☆.七夕物語.☆.。.:*・゜
- カテゴリ:自作小説
- 2010/07/07 19:56:17
゜・*:.。.☆.七夕物語.☆.。.:*・゜
★登場人物 ★
桜・・・せっかちでおっちょこちょいな女の子。
織姫・・・織物を織る、美しい姫。物語では彦星と結婚するはずだが・・・
彦星・・・真面目な牛飼い。物語では織姫と結婚するはずだが・・・
その他にも色々登場します~♪
★お話★
よし!いったからには実現させなくちゃね!!!
でも、一体織姫と天の神様ているお城って・・・どこ?
『織姫の家なら案内しますよ^^』
「ありがとうございます!」
・・・・デ、デカッ!!!こんなに大きいんだ・・・。
『では、行きましょう^^』
ギイィィィ・・・
『お父様、お久し振りです。彦星です。』
『おぉ、彦星か。久しぶりだな・・・。だが、もう娘の婿は間に合っている。』
むむむ・・・。どうするべき!?
『今日は、織姫様の結婚式に参列したいと思って来ました。』
『そうか、ならいい。』
『キャアァァァッ!』
・・・・!これは織姫さんの声!!!
「織姫が危険な目に会ったんだよ!行って見よう!」
バン!
『織姫!どこにいるのですか!!?』
・・・もう遅かった。織姫は誰かに誘拐されてた・・・・。
『そんな・・・私の娘が・・・』
「天の神様!!!私と彦星さんで必ず、織姫さんを連れ戻してきます!!!」
『・・うむ、分かった。健闘を祈る!』
『そんな!僕が織姫を助ける資格なんて・・』
「何言ってるんですか!織姫さんに想いを伝えるんでしょう!!!」
もう!だから男って弱いんだよね~!しゃっきりせぃ!(笑)
「で・・・誰が誘拐したと思う?」
『誰でしょうか・・・』
「私はね・・・ズバリ!赤星だと思うの・・・。」
『確かに・・・赤星は前から天の神の位を狙っていましたから、それは十分ありえる事ですね』
『キャァァッ!』
『「・・・!」』
「いま、確かに織姫の悲痛な叫び声が聞こえましたよね!?」
『えぇ!』
よ~し!ここからが本番!女の意地を見せてやるぅ!!
「こっちから聞こえたよ!行ってみましょう!!!」
タッタッタッタッ
『う・・・助けて・・・』
『お前さえ居れば、神の位は私の物になる・・・!』
『やめろ!織姫を離せ!』
「織姫さんを返してください!!!!!赤星!」
よし!こっからが本当の勝負!!!
『彦星・・・!』
『こっちにくるな!来たらこの女がどうなってもいいのか!』
『・・・っ!』
なんかないかな・・・・代わりになるような物・・・
・・・!あった!!!これ、皆で飾ろうと思っていた短冊!よし!!!
「これ見て!」
『・・なんだそれは?』
「これ、知ってる?すっごいお宝!」
『・・・(頑張ってください!)』
『まぁ、そんなものに興味はない。』
「でもね!このお宝、1つだけ願いを叶えてくれるの!すごいでしょ!!」
『・・・願いを叶える・・・だと?』
「そう!もし、その織姫さんを離してくれたらこれ、あげる!」
『(頑張って・・下さい!)』
『よし、いいだろう!交渉成立だ!』
『キャッ!』
『織姫!』
『ま、せいぜい頑張るんだな。』
『『…?』』
ふ~…なんとか事件は終わったみたい・・・あ~疲れた~!…って、あの二人は?
『彦星…今までごめんなさい、あんな事を言ってしまって。』
『いいんですよ^^織姫、貴女がここに居てくれるだけで僕は幸せです^^』
『彦星…』
『織姫…』
まぁ、あっちのことも一件落着だね!
~その夜~
『え~、では…これから織姫と彦星の結婚式を挙げたいとおもいます。』
「おめでとう!」
よかった~…
『…これでよかったんじゃな^^』
『ありがとうございました^^』
「いえいえ、全て彦星さんの頑張りの成果です♪」
『では、私達からのお礼として一つ願いを叶えましょう^^』
「じゃあ、お言葉に甘えて‥元の世界に戻して!」
『分かりました…』
その途端、目の前が真っ白になって…
『…!桜!起きて!!』
…ここは?海の家…?」
『もう!桜ったら、寝ちゃったんだから!』
え…寝た…!?
「織姫さんは…?彦星さんは…?」
『大丈夫~?桜、まだ寝ぼけてる?』
『それより、早く花火やろっ^^』
「…そうだね!あと短冊も飾ろう!」
『じゃ、先に行ってるね!』
タッタッタッタッタッ‥
「夢‥か」
ヒラリ…
ん?
~~~~~~~~~~~
どうもありがとうございまし
た。これはほんのお詫びで
すが、一緒に飾って下さい
ね^^
彦星、織姫
~~~~~~~~~~~
短冊…
私は手紙と短冊を胸にあて、天の川に向かって言った。
「彦星さん、織姫さん…ありがとう!」
(終わり)
★・・・★・・・★・・・★・・あとがき・・★・・・★・・・★
゜・*:.。.☆.七夕物語.☆.。.:*・゜
最終回、どうでしたか?途中
苦し紛れ(笑)のものもありますが
まぁ、そこは見逃してやってください^^
遅くなりましたが、いい七夕を過ごしてくださいね!
★・・・ ★・・・★・・・ ★・・・★・・・★・・・ ★・・・★
きれいでしたね^^