押し付けに対抗して、自己改革していくために
- カテゴリ:スポーツ
- 2010/07/06 10:37:03
7月4日の相撲協会理事会では特別調査委員会の勧告案にたいしての反対意見は「文部科学省の先生の指導」に反することになるとの理事長に近い相撲協会幹部の意見や、勧告案が通らないならば俺たちは辞任するぞとの外部理事の脅しに屈して、特別調査委員会の勧告案の押し付けが成功しました。
この経過から明らかになったことは文部科学省が公益法人の認可権限をちらつかせ、警察官僚OB、検察官僚OB、警察官僚の天下り団体理事長たちの強権的、懲罰本位的な勧告を相撲協会に押し付けようとしていたことです。
改革派理事たちがそのような押し付けに屈することなく、相撲協会を根本から改革していくためには、公益法人の認可権限をちらつかせての脅しに屈しないことが必要になります。
従って改革派理事たちは、相撲協会が公益法人であり続けること自身が相撲協会にとってどんなメリットをもたらすのか、どんなデメリットをもたらすのかを正しく解明し、もし相撲協会の改革を著しく妨げているならば、文部科学省による公益法人の認可の取り消しを気にかけない改革方向を提示していくべきです。その改革によて公益法人の認可の取り消しがなされ、取り消しが不当ならば文部科学省の権限の乱用を堂々と批判して、改革を実行していくべきです。
公益法人の認可の取り消しがNHKの中継中止につながってもそれをおぞれる必要はありません。
相撲協会が充実した相撲をとれる力士を育成する方向に改革されていけば、相撲ファンがNHKの放映中止を批判するでしょう。NHKが批判に答えないならば、中継を希望する放送局と交渉していけばよいと考えるべきです。
天皇杯や内閣総理大臣杯の授与停止も恐れないことです。代わりに琴光喜への処分を見直し、愛子様の悲しみをお癒しいたしまして、愛子親王杯授与の栄光の実現に努めましょう^^
しかし、この問題、益々波紋が広がっていますね。
ここまできたら全てを明らかにした上で、良い方向に向かって欲しいものです。
僕には元力士だった伯父がいました。その伯父のおかげで相撲という格闘技の素晴らしさに触れる機会が何度もありました。千秋楽祝で部屋の力士と話すことを通じて、朝稽古、本場所観戦に何度連れていってもらい、力士と力士が骨と骨とが大きな音をたてぶつかり合い闘うのを視ながら、伯父の話を聴くことを通じて、力士の身体的素質の凄さ、そのような身体能力を習得することに必要な稽古がどんなに苦しいものであるのかの理解と偉大な力士への尊敬の念がが深まって行きました。
そのことが良く分かるのは相撲経験者です。白鳳は琴光喜の相撲技量の素晴らしさをよく理解しており尊敬していますと述べています。貴乃花の兄や父は大きな体ではありませんでしたが並外れた
身体的素質と並んで稽古への厳しい取り組みを通じて素晴らしい技量・技能を修得して、横綱、大関をつとめました。相撲協会理事長代理に元東京高検検事長の村山弘義氏がなることに多くの理事たちが反対したのを閉鎖的体質と批判する新聞記事がありますが、適切な批判とはなっていません。村山弘義氏よりは力士出身の放駒親方の方がはるかに力士たちの苦労や素晴らしさが理解できます。そのことが分からない村山弘義氏に相撲協会の改革を任せるべきではありません。
貴乃花や大嶽親方があれほど必死に琴光喜に出直しの機会を与えてくれと主張したのは琴光喜の力士としての素晴らしさと、それを獲得するための稽古の大変さを深く理解しているからであって、身内に甘すぎると批判すべきではありません。
相撲と言う格闘技と力士の凄さ、素晴らしさを理解しないで、とかげの尻尾きりの対象として琴光喜の厳罰は免れがたいと喜んで口走っていた警察天下り官僚癒着の総本山と呼ばれている「社会安全研究財団 」の理事長だった伊藤滋氏は相撲が理解できない人物であり、特別調査委員会座長に全く相応しくない人物です。
こんな理事を送り込んだ文部科学省よ恥を知りなさい。まだわかっていない愚かな川端文部科学大臣は辞表を提出しなさい。
眠くて頭に何も入ってこない^^;
甘い部分だけすすり、不味い所は食い逃げして。
まさに
「おまえら壊した」ですね。
日本メッキが剥がれて、今がチャンスです。
「不味い物」を処分する。「美味しい物」は、大切にする・次につなげる。