チベットにて1
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2010/07/06 09:39:58
大昭寺
http://tabj.web.fc2.com/shasin/daijouji.html
今までチベットチベットと言ってきたが、私が着いたのはその首府のラサである。
当時、ラサとその近郊、それにほんのいくつかの町のみが開放都市だった。
ラサにはビルの多い新市街と昔ながらの旧市街があり、高級ホテルは新市街にあったが、私の泊まったバナクショーホテルはもちろん旧市街のほうにあった。
ほかにヤクホテルとかキレイホテルなんてのがあり、日本人の評判が良かったのはヤクホテル。
バナクショーホテルはどちらかと言うと西洋人に人気があった。
7時起床。
本当はこんなに早く起きるつもりではなかったが、奥の部屋の子が外に出ようとするとこの部屋を通らなければならないのだから仕方ない。
シャワールームは個室が10くらいずらっと並んでいた。
出は場所によって違うらしく、シャワーノズルの付いたやつは出が悪く、先がなくなって蛇口状になったやつはいいらしい。
つまりはそれだけ水圧が弱いのだろう。
9時ごろ、5人で外に出る。
朝食のつもりだったのだがなかなかチベット風の店が見つからず、八角街を1時間ほどうろついたりして結局成都風の辛いめんを食べる。
それから新貨書店(本屋のこと)に行き、見物。
チベットの本や医学の本に夢中になってしまい、他の人とはぐれてしまった。
でもそんなのものともせず本を買ってしまう。
中国では珍しいオールカラーの本とチベット語辞典、それと女性のツボの表だ。
最後のやつは知り合いがマッサージ屋を始めたらしいから送ってやろう。
さっきチェンジマネーした分がほとんどなくなってしまった。
一人で来た道を戻る。
日が照っているので暑い。
高度があるのでゆっくり歩く。
店を1軒ずつ冷やかすつもりで。
茶卵がおいしい。
ミルクティーは癖がある。
もしかしてヤク乳なんだろうか。
マニ車を回す巡礼の人。
八角街は時計回りしかしてはいけない。
巡礼の決まりなのだ。
ここでは巡礼用品を売る店が多い。
それに、チベット服。
買う人は圧倒的にチベット人。
それと私と同様のおのぼりさん。
ホテルに着いたのは2時過ぎ。
我ながら良く歩いた、と思ったのだが、30分休んだだけで別の一段と新貨商店へ。
やはり本屋は面白く、長居。
その後八角街へ。
八角街近くの店で荒い織りのリュックとそろばんみたいな形の木のビーズでできたネックレスを買う。
店のおじさんは公正な人で、適正値段で売ってくれた。
正直、自分から「公正」とか「適正」と言う土産屋のことを普段は信用しないのだが、先日訪れたタール寺の値段とは明らかに桁が違う。
おじさんの笑顔も良かったのでつい買ってしまったのだが、確かに今ノートを見ると、その後八角街で値切って買ったものと値段が変わらない。
本当にいい値段で売ってくれていたようだ。
八角街の核になる大昭寺は、漢族は入場料がかかるが外国人はただ、という面白い寺だ。
お坊さんは人懐っこい。
小学生くらいの小僧さんたちが勉強しているところも見たが、前の方の生徒は熱心に話しを聞いているのに、後ろの2,3人はふざけて小さい石を転がしあって遊んでいるのがかわいかった。
中をぐるっと回って出てくる。
入り口では熱心な信者が五体投地をしている。
大昭寺の入り口前の店で独鈷杵を買ってしまった。
金剛鈴と一緒である。
これとマニ車(中にお経が入っていて、1回回すと1回お経を読んだのと同じという法具)は巡礼のチベット人が必ず持っているもので、そういう土産物屋でチベット人が一生懸命品定めしているのを見ているうち、欲しくなってしまったのだ。
まあ私は仏教徒ではないので、漫画で見たことのあるやつが売ってる! ほしい! と言ったところだが^^;
最初は金剛鈴40元、独鈷杵25元と言われたが、粘りに粘って両方で33元。
こういう駆け引きはとても楽しい。
八角街1週に1時間以上掛け、途中でインド風のチャイの店に入り、またさっきの土産物屋に戻る。
S君たちが私の戦利品を見て欲しくなったのだ。
3人で欲しい物を出し合って粘り、値引きに成功。
私はネックレス。
水色や赤い石、美しく細工された金属に小さな石を埋め込んだものなどが美しい組細工で並べられている。
この黒い紐は、ヤクの毛だろうか。
とても丈夫な紐で、20年経った今でも原型を留めている。
中国はあんなに大きいのに、全国どこでも北京時間だ。
だからここは9時まで明るい。
夜も当然遅くなり、まだ10時くらいのつもりでいると、もう12時になっている。
ええ、とてもいい時間を過ごしました。
一つところに留まらない私にしては最長記録です^^
イチゴイチエさん
Σ(#>▽@#)ニッコリの精神が大事ですね^^
お互い気持ちいい交渉ができると、次会った時に「茶でも飲んでけ」とお茶を飲みながらいろいろ話したりもできて、友達みたいになれます♪
ああいう二次創作のほうが、こういう日記より自分の考えや感想を書けるような気がしています。
やはり照れでしょうか^^;
私、普段はそんなに買い物に興味がないのですが、面白いもの、変わったものは好きなので、チベットは面白かったです^^
とても色々な意味で興味深かったですぅ。
何といっても女性は何であれお買い物でしょ!?
変わった物が手に入りそうな所ですねん!^^
思い続けていれば、きっとかないますよ。
私も体が動くうちにもう一度だけカラ・パタールに登りたい、と思い続けています。
グレープさん
町歩きは本当に町歩きで、毎日テクテクよく歩きました。
隣のホテルは徒歩10分、とか、新貨書店まで徒歩30分、とか、八角街以外にはそんなに店はありませんでしたし、正直仏教グッズ以外にはあまり土産になるものが多くはありませんでしたが、道で五体投地をしながら移動する人もいて、町歩きは本当に楽しかったです。
ismeさん
台北の北のほうですよね。
昔行った天母はすごい高級住宅地、というイメージでしたから、ちょっとチベットとは違うでしょうね。
でも、道が広いところはチベットの新市街に似ているかもです:)
イチゴイチエさん
チベットー中国語の対訳辞典なんかがありました。
まだ実家に残っているんじゃないかな。
交渉のコツは「にっこり値切る」だと思います。
土産屋さんは値切りの分も考えた価格設定をしていますから、値切らないと逆にカモとしか見てくれなくなりますので、ぜひ楽しく値切ってください^^
マニグルマ!!約半値で買えちゃうなんてすごい交渉術~☆(#^▽^#)
さらにネックレスまでお得にお買い物☆
ラサって楽しそう♪(*^v^*)
都市のため、ぜんぜんチベットと違う。
一度チベットへ行きたいね。=)
(台湾も北京時間です)
本屋に雑貨屋に、と時間がいくらあっても足りなさそう。
聖地チベット・・・。行ってみたい。マニ車を回してみたい。高地の風に吹かれたい。
・・・死ぬまでに、誰が何と言おうと行くんだ!と思ってましたが・・・。
・・・もはや、憧れるしかありません。歳をとってから一度行きたいです。
今検索してみましたが、今でもポピュラーなようですね。
ちなみにチベット人の考える鳥葬イメージは「魂の抜けた肉の塊を最後に鳥に布施として分け与える」という感じだそうです。
鳥葬て、いまでも残ってますかぁ。。。
あいんさん