アデル:フランス映画の楽しみ方
- カテゴリ:映画
- 2010/07/05 16:41:28
この映画の製作意図は公式ホームページで監督からのメッセージを読んでもらうとして、フランス映画の楽しさを映画アデルをネタにちょっと紹介したくなりました。
ネタバレ+α、あらすじではなかなかわからない部分です。百聞は一見にしかず。
復活したプテロダクティルス
エスペランデュー教授が復活させたジュラ紀後期に生息していた翼竜。
この映画の狂言回しの一つ。
ジュラ紀のジュラは化石を産出するフランスの国境付近の山脈の名前。
ジュラにこだわるフランス人。
セリフでもジュラ種っていう羊の説明が出てくるけれどほんとかいな?ジュラワインならあるけど・・・
牧場の羊の被害を翼竜の変わりにヒトが作り出すかな。字余り(笑いのシーンから)
語尾は庭のJ(Jardin)
フランス語で庭はジャルダン。アデルの別の冒険譚のサイン会でアデルに憧れるズボロフスキのセリフです。
本にデカデカとJardinの文字をサインしてました。
単なる伏線?(ズボロフスキは翼竜の巣を公園に準備します)
ラストでもズボロフスキは同じセリフをアデルの妹アガットと交わすので、もっと意味があるのかも・・・
ズボロフスキの俳優ニコラス・ジローは「96時間」にも出ていましたね。
問題解決までの時間
大統領からの翼竜対策要求の電話を受け取ってすぐに次の相手へ電話、最後のカポニ警部に届くころには問題解決までの時間は96Hr?→48Hr→24Hr!
大統領から指示された問題解決までの時間のマージン取り、どこでも同じですね!
左の電話で受け終わったらすぐに右の電話で部下に連絡。右から左だと日本人にはもっとインパクトが(笑)
カポニ警部って「ピンクパンサー」のクルーゾー警部みたいなキャラクター。
アデルのLは?
大統領官邸で捕まったアデルは、警察での調書作成でこう言います。
タイプライタをモタモタしながら使う警官の質問:アデルのLは2つ?
調書作りの遅さにイライラしているアデルの答え:Lはひとつ、担当者替えて!
この映画はフランス産よ、アメリカ産じゃないわいな~って感じです。
ちなみに使っていたタイプライターは、アメリカで発明されたレミントンです(笑)
アデルと妹アガット
今回のエジプト冒険の理由である妹アガットの事故。この原因であるテニスの試合が出てきます。
天使のような双子の妹アガットのセリフで優雅なテニスの試合がスタート。でもだまされてはいけません。
この試合の後半は、どこが天使かって感じです。
アガットって瑪瑙という意味だけど、「ジュラシックパーク」で瑪瑙のなかの蚊の血から恐竜のDNAを、、、考えすぎか。
ミイラの復活
妹を助けるためにエジプトから持ち帰ったミイラは医者ではなくて量子物理学者でした。
エスペランデュー教授が発見した死者復活の方法は周波数。セリフでも言っています。
以下特開2006 - 018855 故人意識生き返り装置で検証。
死後のエネルギーを11次元宇宙に追い重力子(グラビトン)とみなして重力波の周波数をその重力子と合わせることで故人の誰のものかを判別しサイボーグ内にその意識エネルギーを誘導し固定することで故人意識生き返りを可能とする。
まさかこの特許の出願を知っているわけないですよね?
ルーブルのピラミッド
映画のルーブル美術館の入口には、ガラスのピラミッドは勿論ありません。
威厳あるラムセス2世のミイラのセリフ:
「この建築物はなかなかよくできている。ピラミッドがあればもっとよい」
素直にそう思ってはいけません。何しろ相手はフランス人です。
言いたい事は、あのピラミッドはルーブル美術館の景観を悪くしているということですよ。たぶん。
ボン・ヴォヤージュ(Bon Voyage)
何としてもアデルが目障りなマッドサイエンティストのデュールヴー。
次の旅に出かけるアデルに対してなにやら怪しげな企てが。
アデルの乗った船の名前、彼女はタイタニック・・・
「エネルギーを追いかける」なるほど~。そういう意味だったんですね。納得です。
「追求しないほうが無難」こちらも納得(笑)
ジュラシックパークは瑪瑙(アガット)ではなく琥珀(アンバー)でしたね。
瑪瑙の持つ力:愛、対人関係の失敗や不幸を防止する・・・こっちの意味だったか(泣)
やっぱり僕はあわてんぼう!
あの特許を審査した特許庁は悩んだでしょね。詳細は特許明細書を読むということでご勘弁を・・・
エネルギーを追いかけるという意味は、宇宙の総エネルギーは一定であるとの前提にたって死亡時の体重減少のエネルギーを追いかけるということだそうです。E=mc2
追求しないほうが無難です。
狂言回しのフランス映画・・・!
「どう?」といわれて「ではっ」と見に行けたら面白いですけど、ボクが見るのはTV放送後ですね・・・残念です。
ジュラ紀のジュラってそんな由来だったんですね。
ジュラシックパークのは瑪瑙・・・?琥珀だったような?ちょっと記憶が定かではないです。
「担当者かえて!」思わず笑ってしまいました。それっぽい情景が目に浮かびます(笑)
「死後のエネルギーを11次元宇宙に追い重力子(グラビトン)とみなして重力波の周波数をその重力子と合わせることで故人の誰のものかを判別しサイボーグ内にその意識エネルギーを誘導し固定する」
・・・、解らぬです。エネルギーを追いかけるって段階で。誰のものかを判別するだけで検索に時間がかかりそう、とか思ってました^^
監督のメッセージを読むと考えて作られたことがわかると思います。
死者のよみがえりは「黄泉がえり」ぐらいにしないと大変です。
自然の法則は乱さないほうがいいですね。
>リンゴさん
ブログの内容は知らなくてもOKです。
コメディなので中学生がみても楽しいと思いますよ。
中学生の私には難しい内容だ!!!
素晴らしい人ですね^^こうゆう人が作られた
映画ならきっと面白いでしょう♪
のめさんの書いた説明も凄く惹かれました。
死者が生き返るかぁ・・・。亡くなった人が生き返るのは
凄いことですけど、自然の法則が乱れる気がします^^;。
タイタニック!私本当にその映画好きなのです^^
最後が・・・(T_T)