チベットへの旅4
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2010/06/24 09:12:40
6時起床。
こっそり軟臥に忍び込んで身づくろい。
うーん、軟臥のトイレは石鹸がついていてありがたいな~など、どこかの路上生活のおっちゃんのようである。
停車駅でゆで卵を買い、昨日の桃をみんなで食べて朝食。
ほかの人が買ったパイナップルの瓶詰め、シロップが薄味で非常に美味。
これから皆、いろんな瓶詰め果物を食べることになる。
昼や夜は弁当の注文ができる。
時間になると弁当の台車がやってきて、熱々ご飯の上になすときゅうりとインゲンをいためたのと、中国ハムと、豚肉のしょうゆ煮を乗せた奴を持ってきてくれた。
このご飯が熱々なのが、中国では大事らしい。
見た目は猫飯そのもののぶっ掛け飯だし、ご飯がぱらぱらなので食べにくいが、味付けはおいしい。
嫌がる人もいるが、私は好きだ。
軟臥の人と知り合いになり、その人の部屋に行く。
冷房付で涼しい。
ソファが効いている。
お湯がある(硬座は服務員さんに何度も要求しないと来ない)。
快適だなあ。
しばらく涼ませてもらった。
この頃になると空席が増え始めていたので、3人席を占領して昼寝する。
夕飯で起こされるまで3時間半、ぐっすり眠ってしまった。
昼間の一番暑い時間を寝て過ごしたので、起きたら枕がぐっしょり。
でもその時間を寝て過ごせたのはラッキーである。
夜9時、軟臥から来た人も含めた総勢10人で行程半分記念の万歳。
周りの中国人さん、驚かせてごめんなさい。
でもわけを話したら皆さんも拍手に加わってくれた。
みんな硬い椅子に飽きているのだ。
また座席の下で寝ていたら、明け方急に水がかかって目覚める。
眠かったが思い切って起きると、くっさい水。
なんだこれは、と思いながらも大急ぎで飛び起きて、ウェットティッシュでこする。
裸足でよかった。
もう一人寝ていた兄ちゃんは背中がぐっしょり。
臭いんだ、これが。
本当になんだよ、これは、と思っていたのだが、朝になってわけがわかった。
ちょっと先の席の人、大きなスイカを買って持ち込んでいたのだが、列車の中で腐ってしまったらしく、底が抜けて中身がザバーッと^^;
いやあ、スイカって水分だらけなんだなあ。
だんだんと景色が変わってくる。
最初の夜は暑くて蒸して、寝苦しくてたまらなかったが、2日目の夜は涼しくてよく眠れた。
内陸に入るにつれ、乾燥してきているのだ。
外を見ても、あまり緑がない。
そんな中、列車の中の私はご飯の時間以外、ほとんど寝て過ごしている。
意識して寝るのだ。
外に出たら、とにかく歩く生活になるんだから。
そんなこと言っていても夕方には寝足りてしまい、上海のデパートで戯れに買ったテープをみんなで聴いた。
同じデパートにカード出すがあり、面白そうだからと試したらアイドルのブロマイドだった。
そのブロマイドを持ってテープ売り場に行き、買ったのだ。
最初の歌が田原俊彦の往年のヒット曲のコピーで、とりあえずヒット!
いい暇つぶしになった。
夜8時半、西寧着。
外国人用ホテルの西寧賓館を目指す(当時はまだ外国人は外国人用ホテルにしか泊まれないことになっていた)。
ホテルは1000人収容というだけあって大きく、敷地内に何楼も建っている。
われわれは4号館の4人部屋ドミトリーだ。
半地下なのでちょっと湿っぽいが、バスタブがある!
シャワーなしで、おまけにお湯の出が悪いので4人使うのにすごく時間がかかったが、たまりにたまった垢を落とせるのは本当に嬉しい。
誇張でなく湯の表面が垢だらけになり、あせった。
お年寄りは私たちも旧漢字だ! というやつを流暢に書いてくださったりします。
若い方は簡体字ですが、心眼で見ればわかる!! きっと・・・
みんな純粋な人たちが多いんですね♪(*@▽@*)
筆談っていう手もあったですね☆ミ(*@0@*)
あっでも旧漢字はかけない~☆
ほかの国の人は、もし自分側からなくてもわかりそうなほかの人に声をかけてくれますし、片言の英語で一生懸命話してくれますから。
時々「ライト」って言いながら左を指す手にどっちかな^^;と思ったりしますけどね^^
しかも中国では最終兵器、筆談を使えます。
「お前なんで旧漢字を使うんだ」と言われたりしますけど、年配の方はわかってくださいます。
あっ中国の方たちって英語とか日本語通じる方多いですか?
留学生たちは英語も日本語もしゃべれる子多くって(当然でしゅよね^^;)
その子たちが言うには
「けっこう通じるよー」
って言うけど、どうもうそ臭いので^p^
いや、中国の人も個人ではいい人が多いですよ。
もちろんいやな目に会うこともありますけれど、それはどこの国でも同じですし。
社会体制とか考え方の違いで何で!?と思うこともすごくありましたけど、一部の日本人みたいに困っている人に話しかけられても「英語できないから」と手を振って逃げるようなことはなかったですよ。
自分がわからないと、ほかの人に大声で話しかけて英語や日本語のできる人を探してくれたりします。
それで人がどんどん集まってきてひえ~と思ったりもするのですが^^;
まだまだだらだら続きますが、少しでもお楽しみいただけたら幸いです。
中国と聞くと、ちょっと怖いイメージだったんですケド
お話読ませていただくと良い方が多いんですね~
(いっしょに拍手してくださったりとか。。。)
先入観をもって接するのが悪いのかなあ。。。とか
いろいろ考えさせられました
考えるきっかけを下さってありがとうございました(*^^*)
続きも期待してます♪