Nicotto Town



現実感


その欠如はある種の混沌を喚起させる。

時間は意味をなさず、ただ数値としての認識でしかない。

空間は写真の様に瞳に映る光の加減。

見えるものも、聴こえるものも、触れるものも、全ての感覚が嘘偽りの、幻想の様だ。

なんでそんな気分になるのかしらん。

それはどこにあるのか?

ずっとずっと、探しているつもりで、見えているはずであるものなのに、それはどこにも無く、手にすることも、知ることさえも叶わない。

歯がゆさ。
焦燥感。

フラストレーション。



その原因がわかっていないわけじゃない。

希望が無いんだ。

それは絶望か?
―――否。

失望と喪失感がそれに近い気がする。

むなしさ。空虚。虚無。


しかし、それがどこからやってくるのかはわからない。
どうしたら、それを止められるか、埋められるのか、それがわからない。

現実はそこにはない。
現実という意味もない。

時間と空間に意味付けし、価値あるものへ変えられるものはなんなのか?
現実感を与えてくれるものはなんなのか?

今宵はそんな気分なのです。
水無月だからかしらん。

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2010/06/15 12:02
梅雨入りしたのかな。 雨は 思考力が冴えない。



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