小惑星探査機「はやぶさ」の帰還
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- 2010/06/14 22:17:19
2003年に打ち上げられた日本の小惑星探査機「はやぶさ」が、昨日、地球に
帰還した。小惑星の地表の土のサンプルをカプセルに採取して持ち帰り、大気
圏に突入する前にカプセルを放出し、自らは、大気圏突入時の熱により、消滅
した。。。
カプセルは、パラシュート付でオーストラリアの砂漠上に落下、これから回収
されるという。無事ならば、カプセルの中に小惑星「イトカワ」の土が収められ
ているはずで、それを分析することにより、太陽系の初期の姿を解明する手が
かりとなることが期待されている。
さらっと言ってるけど、これって本当に凄いことです!無人の探査機が、自律
航行(自分で小惑星との距離等を判断して、イオンエンジンにより自分の位置
や速度を制御して、航行する。)を用いて、小惑星まで行って、着陸して、様々
な観測を行い、そればかりか、土を採取して、さらにさらに、地球に帰還すると
いう、正に離れ業をやってのけたんです!
この長い旅の間には、いくつものトラブルがあり、その度にJAXAからの遠隔操
作により危機を乗り越えて、予定よりも長い期間、長い距離を旅して、ここまで
漕ぎ着けたそうです。
「はやぶさ」は、既に、イトカワの画像や観測データを地球に送ってきており、
たとえカプセルの中に何もなかったとしても、立派に役目を果たしたと言える
でしょう。はいっていれば、・・・グッジョブ!です。
とにかく、夢のある話です。最近、H2ロケットの打ち上げも(あれだけ失敗続き
でお金の無駄遣いとたたかれていたのに)立て続けに成功しているみたいだし、
日本の宇宙事業は順調みたいです。こういう夢のある事業が、事業仕分けに
よって、バッサリ削られるようなことだけは、あって欲しくないものです。
ホントですよねぇ。日本の宇宙技術も捨てたもんじゃない、と見直しましたよ☆
なんでも、カプセルの内容分析には、半年くらいかかるとか・・・。忘れた頃の
吉報を期待しましょ。
宇宙空間行方不明をも根気よく探すなんて;;いやもう、日本人エライ!!と思います。
火の鳥となって帰って来たはやぶさには涙ものでした。
カプセル内の物が微かな塵でも、きっと
日本人学者の恐るべき執念w根性で何かを見つけるんじゃないでしょうか^^