~争いのない世界~*同じ意思を持つもの・そのⅣ*
- カテゴリ:自作小説
- 2010/06/13 12:53:14
塑羅が慧璃に試験を受けたところ、塑羅は見事慧璃に敗北した。
慧璃の次のターゲットは玲。
塑羅は倒れそうな思いで玲に逃げるように伝えた。
伝えた後は塑羅は意識をなくし、倒れた。
だが玲は塑羅の言うことを無視し、慧璃と戦うと言う。
丘にいた慧璃。
そろそろ玲をこの丘に呼ぼうと、召喚族の里に戻った。
召喚族の里についてから、慧璃は救急室へ向かおうとした。
慧璃が学園の門に入ろうとしたとき、慧璃の顔すれすれに光の矢が飛んできた。
慧璃「……何か?」
慧璃は立ち止まって、誰もいないところに声をかけた。
声をかけられ、隠れて出来たのは玲だった。
玲「あんただよね…。私の友達倒したの…」
慧璃「さて、何のことですか?」
玲「とぼけないでっ!」
玲は思いっきり叫んだ。
それを同時に、水色の電気が玲の周りにバチバチとでてきた。
玲「ごまかしても無駄よ…。今の私は、すごく苛立ってるんだから…」
慧璃「……(この人…、今までの3人とは違う。気配が…怖い…!)」
慧璃はニコニコと笑っていたけど、冷や汗がたらりと流れていた。
慧璃「貴方にひとつ聞きます…。貴方のランクは?」
玲「私のランクはS。今の貴方にかなうのかしら?」
慧璃「Sランク…(聞いたことないランク…。でも、Aランクの人を3人も倒したからきっと…)」
玲「Aランクの人を3人も倒したからきっと私も倒せる…。そう思っているのね?」
慧璃「…!」
玲「私が入っているランクはSランク。特別ランクだから入れるのは私だけ…」
そういってから、数行置いて付け足した。
玲「次のターゲット…私よね?丘で私の力…見せてあげる」
ざくざくと玲と慧璃は丘の草を踏んだ。
慧璃は隙を見て攻撃してこないかひやひやしていた…。
玲「ここら辺ね。」
慧璃「では…、試験を始めましょう。」
玲「……(塑羅たちが受けた試験…。一体どんなものかしら…?)」
慧璃「行きます。」
慧璃は今まで使ってきた魔法を発動した。
玲「無駄よ。」
玲は右手を前に出した。
何も呪文を言ってないのに、慧璃が発動していた魔法を消される
慧璃「…!」
玲「"悪を切り裂く、ライトブレイド!"」
玲は右手を高く上げ、光が集まり、一本の矢が出現する
それをしっかり握った玲は、物凄いスピードで移動した。
まるでテレポートしているみたいだった。
慧璃「…!(速いっ…)」
玲の速さにとても目で追いつけなかった。
と、次の瞬間。
玲は慧璃の前に現れ、光の矢を慧璃の顔に突きつける
玲「貴方がやってきたことと同じ事をしましょうか…?」
慧璃「……」
玲「そうすれば、私の友達が貴方の魔法を食らった思いが分かるわよ…?」
玲はすごく怒っていた。
玲はそれをあまり表に出さなかったが、慧璃は言葉と表情、気配で感じ取った。
慧璃「…(もしかして…、私、死んじゃうのかな…?)」
慧璃がそう思った瞬間、玲は光の矢を高く上げ、思いっきりそれを振り下ろした。
そのとき、声がした。
大ババ様「そこまでじゃ!玲よ!」
大ババ様の声により、玲は光の矢を慧璃の1㍉顔の近くで止めた。
大ババ様「そこまでじゃ。その矢を消せ。」
大ババ様に言われたとおり、玲は光の矢を消した。
玲「私は最初っから貴方を殺す気じゃなかった。」
慧璃「で、でも…!結構本気で…!」
玲「貴方には本気で見えただろうけど、私は手を抜いた。貴方を試したかったのよ。」
慧璃「逆に…、試された訳ですか…」
ふう…、と、慧璃はため息をついた。
大ババ様「慧璃よ…。どうしてこんなことを…」
大ババ様は慧璃の傍により、質問をした。
慧璃「私を同じ意思の人がこの召喚族の里にいたんですよ…。」
玲「だから私の友達を…!」
大ババ様「やめんか!」
玲「……っ」
慧璃は、さらに続ける
慧璃「私と同じ意思の人を探し求めて、この召喚族の里に来ました…。」
玲「ひとつ聞くけど、その同じ意思の人って見つかったわけ?」
玲は慧璃に聞いた。
慧璃「いました…。ここに…」
玲「ここにって…、私…!?」
玲は何がなんだか良く分からなかった。
大ババ様「まあ、そのことはまた後日はなそうじゃないか。今は救急室に戻るのじゃ」
玲「はい…」
玲は慧璃を許せなかった…。
だが、数日が立てば慧璃が玲と友達になるという話があるらしい…
それはまだ、先の話だが…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「同じ意思を持つもの」・終わり
はいはいは~い
終わりましたよ~
どうでしたか?
玲と慧璃って最初あったときって仲悪かったんですよね~
え?その後の話はどうなったかって?
どうでもいいじゃないか~(オイ
感想待ってます♪
次の小説はいつ書こうかな~…