Nicotto Town


厨二病もここまでだ!!!←は


~争いのない世界~*同じ意思を持つもの・そのⅢ*

慧璃について行き、たどり着いた所は召喚族の里の近くにある丘だった。
最初に美波が狙われ、次に星姫が狙われた。
その二人がベッドの上にいて、大ババ様と話をしているところに現れ、塑羅を連れて行った

塑羅「私の魔法で貴方を凍らすわよ!」
慧璃「かまいませんよ。私は貴方に試験をしているんです。」
塑羅「試験…?」
慧璃「はい。ちなみに…」
また数秒置いて、慧璃は言った。
慧璃「もう試験は始まってるのです」
そういいながら緑の光を塑羅に投げつける。
塑羅「はあっ!」
右手を思いっきり腕を振った。
と、同時に慧璃の放った緑の光が凍りつき、地面にゴトンと鈍い音を出して落ちた。
慧璃「なるほど…。もしかしたら貴方かもしれません。」
塑羅「な…、何が…?」
慧璃「私と同じ、意思を持つものです。」
塑羅「なんですって…!」
塑羅が驚いているとき、慧璃は少しだけニヤリと笑った。
慧璃「気が緩んでますよ」
慧璃は自分の腕を手前に動かした。
そのとき、塑羅の後ろに黒いものが現れた。
塑羅「…!」
塑羅は怪しい気配を感じ、その場を離れた。
塑羅「これは…!」
慧璃「それは自分の影です。その影は自分の裏の姿を現してます」
塑羅「私の…裏の姿…」
塑羅は目の前で起きた事が把握できなかった。
慧璃「あら、動きが止まってますよ?」
慧璃はまた緑の光を出し、塑羅に放つ。
慧璃の攻撃が、塑羅に当たるまで後10秒。
塑羅がそれに気がつくのに後5秒。
そしてその後は…

塑羅は慧璃に敗北した…。


一方召喚族の里
大ババ様に呼ばれ、玲と塑羅は救急室へきた。
けど、塑羅は慧璃の後についていったため、今救急室にいるのは…
ベッドの上で寝かされている美波と星姫。大ババ様と玲だった。
玲は星姫の手を握っている。
突然、玲は大ババ様に質問をした。
玲「大ババ様…、塑羅は無事に帰ってくると思いますか…?」
数秒あけて、大ババ様は答えた。
大ババ様「塑羅のことじゃ。きっと無事で帰ってくる。」
玲「だといいんですけど…」
大ババ様「どうかしたのか?」
いつもは大ババ様の一言で安心していた。
けど、今回は自分で気配で感じ取っていた。
玲「嫌な気分なんです…。心が…黒い雲みたいなのでモヤモヤしてて…」
と、そのときだった。
いきなり救急室のドアが開いた。
そこにいたのは…
慧璃に敗北し、ボロボロになった塑羅だった。
塑羅は今でも倒れそうだった。
玲「塑羅!」
星姫の手をつかんでいた手を離し、玲は塑羅の元へより、支えた。
塑羅「玲…」
玲「ま、負けちゃったの…?」
玲の心配そうな声で、塑羅は玲の肩をぐいっと押した。
玲「塑羅…?」
塑羅「玲…、今すぐ…逃げて…。あの子は…普通じゃ…な…い」
塑羅はそう玲に伝えた後、倒れた。
玲「塑羅!」
大ババ様「慧璃が普通じゃないだと…?一体どういうことだ…?」
玲「……」
玲はペタンと座り込んで、少し涙を流しながら塑羅を抱いていた。
大ババ様「玲よ…。塑羅の言うとおり逃げるのじゃ。慧璃は計り知れない力を持っているのを知っておるだろう?」
玲「負けるのが怖くて…逃げなきゃいけないんですか…?」
大ババ様「……」
玲はまだ塑羅を離さない。大ババ様は、玲の言葉で黙り込んでしまった。
玲「大切な友達がやられて…、次は私だから…。私を失いたくないから逃げろとおっしゃるんですか?」
大ババ様「だが、玲よ…。塑羅の行為を無駄にする気か?」
玲「そんなことはしない…。私が狙われているのなら、立ち向かうだけです。」
大ババ様「…(この子は…一度言ったら中々気持ちが変わらないな…)」

そのころ慧璃は、丘で独り言を言っていた。
慧璃「あと一人ですね。あの子…


                                              藤堂 玲…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~続く
さてさて、やっとⅢまで行きました~。

玲ちゃんピーンチ!

慧璃ってこんな性格なんですよね~。
普段はニコニコ笑っているのに…

感想待ってます♪

#日記広場:自作小説

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2010/06/13 11:12
私も~☆

あ、空で大事件!?進めるね☆
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2010/06/13 11:05
>七城@奈々さん
ぶはっw
自分でも慧璃がこうなるとは思ってませんでしたw
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2010/06/13 11:04
慧璃の裏姿っぽい所見れてちょっと嬉しいかも…。

慧璃と私の新キャラの琉月(るるな)って結構似てるみたいです…(笑)



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