かぜくんのお話
- カテゴリ:お笑い
- 2010/06/08 00:33:44
それは、夏休みのこと。
とある友人の家に遊びに行った。彼の家は、両親は工場を経営をしている為、留守がちで、いつもおばあちゃんがいた。 しかし、その日はおばあちゃんはいなくて、兄弟だけだった。
玄関を開けると、いきなり泣き声がした。
ずかずか上がっていくと、真っ黒に日焼けした子供が泣いていた。たぶん兄弟喧嘩でもしたのかと、友人に話を聞くとアイスを食べちゃったことで泣いているという。
丁度、飴を持っていたので、その日焼けした少年に、あげると少し泣き止んだ。友人にアイスを買って来いといって、弟と少し話をした。
中1で陸上部だという、確かに日焼けして早そうだった。
名前を聞くと カゼと言った。「風」だろうか?メチャメチャかっこいい名前じゃないか!
と妙に感心した。
その後、なんどか顔をあわせたときには、宿題を見たり、ゲームをしたりした。
それから数年後
その友達の結婚式があった。
2次会やら何やらが終わると、23時を過ぎていた。
終電にも間に合いそうだったので、帰ることにしようとしてたら
友人に呼び止められた
「ん?帰るの?」
「ああ、電車もありそうだから帰るわ」
「そっか、じゃあさコイツも方向一緒だから送っててくれない?」
「ん? ああ別に構わないけど」
そういって女性を託された。
「あ~そいつ未成年だから襲うなよw」 と笑って送り出されてしまった。
駅を聞くと、どうやら一緒の駅だったみたいなので、連れ立って一緒に帰っていった。
途中、色々話をした。
被服系の専門学校に行ってるらしいとのことだった。
そうこうして駅に着いたが、タクシー一台止まっていない。
どうするのか聞くと、近いから歩いていくというのでそこまで送って行く事にした。
歩きながら、気付いた。
あれ?これって、友人の家いく道だなぁ
そこで、彼女に 「ひょっとしてアイツの家に向かってる?」と聞いた。
すると彼女は 「ええ、そうです」 と言った。
「ああ、親戚か何かで、今日泊まることになってるの?」と聞くと
彼女は、目を丸くして、笑いながら「ずっと住んでます」といった。
そして「覚えてないんですか? 昔飴貰ったことあるんですよ」といった。
しばらく、記憶を遡り……。
「あ!風君?」と声を上げた。
(あれ、でも風君は男だったはずじゃ?)
すると彼女は、大声をあげて笑い
「カゼじゃなくてカズエです」と、言った。
「確かに、昔は男の子みたいだったけどw」
ビックリした。数年単位で大きな勘違いをしていたようだ。
泣きじゃくって、小さい声でカズエといったのがカゼに聞こえていたとはw
ノスタルジックですね、面白い^^♪
なるほど~。このお話からあの質問につながるのですね?
確かに風花に関係ないようであるお名前ですねw
カズエさんのこと、ちゃんと気付いてあげられてよかったですね♪
聞き間違い、私もよくあります;
でも性別は気付いてあげないとですね~(^_^;)
歌の歌詞とかも聞き間違えて勝手に自分で解釈して全然違ってたりねw
カズエさんも・・恭介さんにやっと気付いてもらえて喜んでるかも(*^_^*)
思っていたのですね
ちょっと間違えられていて可愛そう…と思っちゃいました。
でも、勘違いだと分かって良かったのかもしれませんよね。お互いにね♪
私の中のイメージじゃない恭介さんって感じがしましたよ~☆(^_^;)
女の子の名前を聞き間違えるとはヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ